2020-01-01から1年間の記事一覧

「子は親の鏡」とはいうものの

以前書いていた【気まぐれToday's Tip】そのNo.1875 にこの言葉があります。 --------------------------- 子は親の鏡 けなされて育つと、子どもは、人をけなすようになる とげとげした家庭で育つと、子どもは乱暴になる 不安な気持ちで育てると、子どもも不…

正しさとは?

正しさとは何か? この問いが出てきたのは、一昨日、 芳村思風先生の動画の講義を視聴したときです。 思風先生は、理性から導き出された結論は間違っていると言われています。 私には、思風先生の代弁はできないので、 それを聴いて、私が思ったこと感じたこ…

一年生になったら、こんな学校行きたいね!

https://solcafe.hatenablog.com/entry/2020/08/08/112403 「原人生」の続きです。 もっと自然に「原人生」を生きようよ! といっても、ほとんどの人は、そんな「原人生」なんか生きていないでしょう。 私自身も、50歳を過ぎて、やっとそのことに気づきまし…

原人生

またステキな2冊の本に出会いました。 自分の望むことでなくても、その通りにする、 つらくて苦しいことにも取り組める。 これって本当に必要でしょうか? この問いは、『不登校になって伸びた7つの能力』に書かれていました。 小学一年生に入学してすぐに、…

子どもたちの名前と顔

人間には、表情筋があります。 特に、子どもたちが無邪気に笑う顔は、 見ているだけでも楽しくなります。 しかし、新型コロナウイルスによるマスク着用で、 子どもたちの表情がしっかり見えなくなっています。 放課後子ども教室の登録数も、例年の約7割と少…

知らないのに真似される存在

前回の「知ったかぶりの時代」とこの内容は、 『あなたと子供が出会う本』長谷川由夫著 を読んで出てきたことです。 この本には、子育て相談の実例がいくつも書かれています。 そこから読み取れるものは、子育ては親だけでは難しいということです。 新型コロ…

知ったかぶりの時代

知って犯した罪と、知らずに犯した罪は、どちらが重い? という弟子の問いに、お釈迦様はこう答えています。 「知らずに罪を犯すと、限度を超えて無慈悲に犯すから、その方が重い」 なるほどと思います。 「知る」とはなんでしょう? 「知る」とは、そんなに…

ある風景の裏側:自分の7番目の方角を見る

小雪が舞うような寒い冬、私が入ろうとするコンビニの入り口前で、 三人の若い男性が地面に座ってカップラーメンを食べていました。 この風景を見て、どう思うでしょうか? 私も、つい「邪魔な奴らだ!」と思ってしまいます。 多くの大人、特に「自分に優し…

「元気」に触れて、もらって、思い出す

この本を読んで、「元気」について考えてみました。 ちなみに、この本、以下の方におススメです。 がんにかかったことのある人 がんにかかっている人 まだがんにかかったことのない人 地元の図書館にも近隣の市の図書館にもなく、 予約した本は、都立図書館…

緊急事態にきちんと機能するコミュニティ

日々、子どもたちと接しながら感じることを 最近、ブログにもよく書いています。 そこで思うのは、 ------------------------------------------ 子どもが子どもである時期にある間は、 子どもの問題は、子どもの問題ではなく、 親の問題であるということ。 …

「ものがたり」は始まる

昨日、Facebookに新しいページをつくった。 タイムラインにシェアしたので、ブログにも書いておこうと思った。 特にそのページにいいね!を要求することもしない。 海のものとも山のものともわからない自分の夢の「ものがたり」を ここで温めて、創っていけ…

性格ってなに? ② 子どもを見て思う

放課後子ども教室に来ている3年生の女の子。 先週金曜日に、ちょっと荒れました。 男の子だったら暴力的になっていたと思われますが、 女の子だけに、八つ当たりの仕方も控えめでしたが、 友だちや大人の何気ない言動、対応の仕方に敏感に反応して、 自分が…

ちょっと自慢話をするのもいいかも その2

子どもたちと遊ぶ私の職場では、毎日一歩一歩進んでいっています。 今日は39人の子どもたちがやってきました。 https://solcafe.hatenablog.com/entry/2020/07/12/110639 ここに書いたように、「絵の上手な先生」路線で行こうと思ってからは、 ほぼ毎日、ネ…

性格ってなに? ① 赤ちゃんを見て思う

性格という言葉がでてきたのは、 このブログに書いた出来事があったからだと思います。 https://solcafe.hatenablog.com/entry/2020/07/17/233226 辞書的にはこうなります。 性格とは、 日常的には生れつきの品性という意味に使われている。 また気質と違っ…

個性を活かす教育の場所

『フィンランド式頭のいい子が育つ20のルール』 の著者小林朝夫さんは、元塾の先生でした。 その人がこう言われています。 --------------------------------- フィンランドでは、塾に通わずに日本の子どもたちより レベルの高い学力をほぼ全員が手にしてい…

想定外と想定内?

毎日仕事に行くのが楽しみです。 多くの子どもたちといると、 いろんな想定外なことが起こります。 しかし、それは想定外なのでしょうか? ただ、知らないだけではないかと思うのです。 今日これまで数回来ていた3年生の子が、異常な行動をとりました。 言動…

吐露: 人災

たいへんなんことになりそうです。 その大きな危惧を胸の内に留めておくのは難しいので、 吐露することにしました。 九星気学では、 今年の暮れから来年にかけて、 想定できないほど大変なことになると言われていますが、 どうも、人災によって、それが早ま…

夢に向かう力

夢、持ってますか? 夢を持つと、どんないいことがありますか? 夢を持てない現実は、どんな現実なのでしょう? こどものみらいプロジェクト ゆめドリの「ドリームマップ」授業を 子どもたちに届けるということをやっている者として、 「夢を持つ」というこ…

ちょっと自慢話をするのもいいかも

放課後子ども教室「けやきッズ」に 初めて子どもたちがやってきたのは、6月15日でした。 1年生はまだ給食がなかったので、2年生以上です。 1年生は、翌週の22日から来るようになりました。 それ以来にぎやかな日々が続いています。 特に何の意気込みもなく、…

すでにある

最近、これらの本を読んでブログに書いてきました。 左は、イエナプランの小学校 真ん中は、箕面こどもの森学園中学校(小学校もある) 右は、高校の居場所 「ここいまタウン」で考えていることが、いま実際に、 小・中・高の学校で、ある程度の形で存在して…

生きるストライクゾーンをひろげる

『学校に居場所カフェをつくろう!』居場所カフェ立ち上げプロジェクト石井正宏(NPOパノラマ代表理事) の冒頭にこんなことが書かれていました。 ----------------------------------------- 20年前、ひきこもりの若者たちと出会いました。 彼らとの会話に…

無理して強くなるの?

勉強って、不思議な字ですね。 強は、強いですが、勉って勉めるです。 辞書には、こう書かれています。 「無理に力を出してはげむ。つとめる。」 『みんなで創るミライの学校』 箕面こどもの森学園(辻正矩、藤田美保、守安あゆみ、佐野純) からの引用です…

生き心地の良い町

『生き心地の良い町』岡壇著の生き心地の良い街とは、 全国でも自殺率が極めて低い徳島県の海部町です。 その特徴を、書き出してみました。 根づいている考え方 いろんな人がいてもよい、いろんな人がいたほうがよい 人の意思を聴く、それを尊重する 「病、…

大人の子ども像、子どもの大人像

いろんな本を読んだり、毎日子どもたちと接しながら思うことがあります。 いろんな大人がいて、いろんな考え方を持っています。 しかし、その違いが隠れてしまったり、抑圧されたりしています。 多様性は大事だといいながら、大人の世界では、 けっこう固定…

流れ星に願いを

今日は七夕です。 あいにくの雨でした。 新型コロナでなかなかスタートできなかった新しい職場、 放課後子ども教室に、ここのところ毎日通うのが楽しみになっています。 小学低学年を中心とした元気な子どもたちと、 それも無邪気に遊んでいる子どもたちと、…

がんが自然に治る生き方いろいろ - 生きるためにいちばん大切なものを考える

おこがましいですが、 今回は「人間が生きるための真理」について考えてみたいと思います。 手術後3カ月たった乳がん患者と面接して、病気への向き合い方を調べた結果、 4つのタイプがあることがわかりました。 「がんに負けないで必ず勝つ!」と闘争心にあ…

「幸せ」と「いのちが喜ぶこと」を考える ー 弾力性のあるコミュニティ

この本には、なるほど!ということがたくさん詰まっています。 それらは、書き留めてありますが、 後でまた振り返って、考えていきたいと思います。 まずは、いちばん響いたことを書きます。 「幸せを感じること」それは、とても大切なことです。 しかし、そ…

「幸せ」と「いのちが喜ぶこと」を考える ー 自殺は身近な問題②

自殺について、もう少し数字を確認しようと思って、 警察庁のデータを見てみました。 『生き心地の良い町』岡壇著(2013年発行)が書かれたころ、 日本の年間自殺者数(当時)は約3万人、交通事故死の約6倍であったようです。 交通事故死者数は年々減り続け…

「幸せ」と「いのちが喜ぶこと」を考える ー 自殺は身近な問題①

「幸せを感じること」と「いのちが喜ぶこと」は同じでしょうか? また、ある本に巡り合いました。 『生き心地の良い町』岡壇著(2013年発行) 「生き心地の良い町」とは、まさに「ここいまタウン」だね! と思って、読んでいきました。 ここで具体的に取り上…

いのちの場所 ②

「いのちの場所」①では、” 他者のとの関係の中に、自分の生きる場がある " という、空間的な「いのち」の場所を考えました。 では、「いのち」の場所は、時間的に見るとどうなるのでしょうか? 『いのちの場所』内山節著には、このようにも書かれています。 …