がんが自然に治る生き方いろいろ - 生きるためにいちばん大切なものを考える

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おこがましいですが、

今回は「人間が生きるための真理」について考えてみたいと思います。

 

手術後3カ月たった乳がん患者と面接して、病気への向き合い方を調べた結果、
4つのタイプがあることがわかりました。
  1.  「がんに負けないで必ず勝つ!」と闘争心にあふれるグループ
  2.  がんを真摯に受け止めて粛々と治療に励むグループ
  3.  「もう駄目なんだ」とあきらめて絶望的になっているグループ
  4.  自分ががんであることを忘れたかのようにすごすグループ
その後、それぞれのグループはどうなったでしょうか?

 

これは、この本からの引用です。

 

イギリスのグリア―という心理療法家が中心になって調査分析したものです。

 

結果は、

  • 3.の絶望的なグループは、信仰が極端に早く、かなり早期に全員が死亡。
  • その他の3つのグループの経過には明確な差は認められなかった。

 

この意味するところは、

  • その人のやり方でがんと向き合えばいい
  • 医師や医療スタッフは、患者さんの気持ちを尊重しつつ、しっかりサポートすることが大切

ということです。

 

これが物語っているのは、

万人に共通するいちばん良い方法というのはないということ。

一方、絶望したり、落ち込んで希望を失ったり、過度に心配したりすることが

いちばんよくないということを示しています。

 

人間が生きるための真理というのは、

  • よくないことはみんなに共通している
  • よいことは、人それぞれ違う

ということだと思えます。

 

その真理は、自力と他力のバランスだと思うのです。

 

「おまかせ医療」というのがありますが、

がんなど重い病気にかかったとき、

医師に自分のいのちを委ねてよいのでしょうか?

 

自分で考え、自分で決める力が、生きるためには必要です。

一方、自分で抱え込んではダメというのも明らかです。

素直に人を頼る力も必要です。

自分の意志を持ち、人を頼る、そのバランスが大事です。

 

上記4つのグループで、3.は絶対によくないよねと、誰しもが思うでしょう。

しかし、自殺のことを考えてきましたが、

そういう人が少なくないというのも現実でしょう。

 

どうしてそうなるのでしょうか?

どうしたら、3.のようになる人が少なくなるのでしょうか?

それは、コミュニティの力だと思っています。

それを考えるのが、「ここいまタウン」をつくろう!です。

 

<付録>

この本のタイトルは変です。

すごく示唆に富む内容ですが、著者が良いと思うことが書かれていて、

読み終えても、「心」の共通点はよくわかりませんでした。

スピリチュアリティがあるということのようですが、ピンときません。

強いて言えば、自分の意志で前向きに生きるということでしょうか。

 

ただ、この本の中で紹介されているこの本のなかに、

共通する行動が書かれていましたので、紹介します。

 

『がんが自然に治る生き方 - 余命宣告から「劇的な寛解」に至った

人たちが実践している9つのこと』ケリー・ターナー著

  1.  抜本的に食事を変える
  2.  治療法は自分で決める
  3.  直感に従う
  4.  ハーブとサプリメントの力を借りる
  5.  抑圧された感情を解き放つ
  6.  より前向きに生きる
  7.  周囲の人の支えを受け入れる
  8.  自分の魂と深くつながる
  9.  「どうしても生きたい理由」を持つ