学び続ける
『学問の発見』(広中平助著 ブルーバックス)より ---------------------------------------------------- 人間の頭脳は、過去の出来事や過去に得た知識を きれいさっぱり忘れてしまうようにできている。 もっと正確にいえば、人間の脳は記憶したことを ほ…
『満天のゴール』(藤岡洋子著 小学館文庫)より 35歳医師と10歳の男の子の会話 「涼介くんにはまだ難しいかもしれないけれど、 日本は世界有数の長寿国だというのに、 高齢者が増え続けた先のことまで考えるに及んでいなかったんだ。 高齢者が増加するに伴…
『崩壊する日本の公教育』(鈴木大裕著 集英社新書) これまで学んできた子の本に、いくつもの響く言葉がありました。 まずは、ダライ・ラマ14世のこの言葉。 味わいことばノート 181 ---------------------------------------- 人間はお金を稼ぐために健康…
『崩壊する日本の公教育』(鈴木大裕著 集英社新書)から、 引き続き学びます。 ②で、悉皆方式の全国学力テストには、 膨大なお金がかかっていることに触れました。 民主党政権で抽出方式に変わっていたものを、 第二次安倍政権が、悉皆方式に戻しました。 …
いま、【学びの散歩道】子どもたちの将来は大丈夫なのだろうか?として、 『個のために国はあるはずなのに?」を書いていますが、 一度、Solのリアルに寄り道します。 近く、「育児のための小さな魔法」のワークショップをやります。 私にとっては年に1回の…
『崩壊する日本の公教育』(鈴木大裕著 集英社新書)には、 以前に、『学校が合わない子どもたち』(前屋毅著 青春新書)で学んだ 「全国学力テスト」のことが書かれています。 ------------------------------------------- 「個人のために国家がある」ので…
昨日書いた「これからの教育に不安あり、そして希望あり」の続きです。 『崩壊する日本の公教育』(鈴木大裕著 集英社新書)から引用します。 ---------------------------------------------- 教育を通して強くて豊かな国をつくるのだ。 教員が何を教え、子…
まずは不安から。 以前にこんなブログを書きました。 https://solcafe.hatenablog.com/entry/2025/09/25/225319 悉皆方式の全国学力テストにこだわっているのは、自民党です。 それによって、さまざまな弊害が起こっているようです。 そして、最近何かと話題…
引き続き『おとなが育つ条件』(柏木惠子著 岩波新書)から学びます。 引用ではなく抜粋です。 --------------------------------------------- 幸福感の尺度を使って、 欧米からアジアにわたる13か国を比較した研究(子安ほか2012)から、 日本の特徴をまと…
『おとなが育つ条件』(柏木惠子著 岩波新書)から引き続き学びます。 ----------------------------------- 過労死は、長時間労働の結果と思われがちですが、それだけではありません。 労働時間だけみれば、男性よりもフルタイム既婚有子女性の方が長いので…
味わいことばノート 180の続きで、 『おとなが育つ条件』(柏木惠子著 岩波新書)から引用します。 これまでの家庭のあり方の主流であった「男は仕事、妻は家庭」の社会趨勢は、 夫と妻の関係に大きな影を落としています。 作家 片岡義男『言葉を生きる』よ…
『おとなが育つ条件』(柏木惠子著 岩波新書)より 親子の関係は、幼少期のほか、もっと重大な問題があります。 成人した子と親の関係です。 人間には、育児は絶対必要です。 けれども、それには終期があるものです。 育児の目標は子の自立。 したがって子の…
『福祉は誰のため?』(竹端寛著 ちくまプリマー新書)からの引用です。 ------------------------------------------- 「大阪ダルク」を立ち上げた倉田めばさんの「拾い集めた言葉たち」 母は私によく言った。「薬さえ使わなければいい子なのに」 私は思っ…
『福祉は誰のため?』(竹端寛著 ちくまプリマー新書)より 味わいことばノート 178 福祉的な支援が必要な人って、自分のことを自身で完結のできない、 他人のサポートが必要な「困った人」だとラベルが貼られやすいです。 でもそれを言うなら、赤ちゃんは等…
昨日の9日に、都内の中学校にドリームマップ授業に行ってきました。 数日前には、台風22号の影響が相当あるのではないかと危ぶまれましたが、 とくに雨風もなく、いつもと変わらない環境の中での学校訪問となりました。 ドリマ先生には、晴れ男、晴れ女が多…
『自分が嫌いという病』(泉谷閑示著 幻冬舎新書)から、 引き続き引用します。 ---------------------------------------- 私の臨床体験からも、近年、 「自分のしたいことがわからない」「何が好きか嫌いかわからない」 という悩みを抱える若い世代の人た…
『自分が嫌いという病』(泉谷閑示著 幻冬舎新書)から引用します。 ----------------------------------------- 人間存在について「価値」という概念をくっつけるような考え方は、 今日の経済至上主義の風潮の中から出てきた不自然なものであって、 製品で…
『自分が嫌いという病』(泉谷閑示著 幻冬舎新書)より 農民や職人は隷属はしても、言いつけられたことを行えばそれですむ。 だが、圧制者のまわりにいるのは、こびへつらい、気をひこうとする連中である。 この者たちは、圧制者の言いつけを守るばかりでな…
『人生で起こること すべて良きこと』(田坂広志著 PHP文庫)より 夜の廊下を歩いて、部屋に入り、禅師と二人だけになりました。 「どうなさった」 その声の響きに、 思わず堰を切ったように、私の抱えている病について語りました。 病が重いこと、医者から…
思風会通信No.140「にじみ出る謙虚さとは、なにか?」 2025年 10月1日 本物の人間になるための第1条件は 「不完全性の自覚からにじみ出る謙虚さを持っているか?」です。 では、どうすれば謙虚さがにじみ出るようになるのか。 「自分は不完全だ」という自覚…
『私がしたことは殺人ですか?』(須田セツ子著 青志社) から一気に引用します。 --------------------------------------- 高齢化が進むこの国で、いま多くの医療者が、 日常的に人と死と向き合っています。 治癒の見込みのない患者さんや家族を前にして、…
2冊の本を読みました。 ここにも「人権」が踏みにじられている状況があります。 『幸福党宣言』(和田秀樹著 幻冬舎新書)より ------------------------------------------------ 2014年6月 5人の東大医学部生が、東大総長他3氏に対し公開質問を送った。 東…
『学校が合わない子どもたち』(前屋毅著 青春新書) から、引き続き学びます。 ----------------------------------------- 義務教育についてじは、憲法に規定されている。 憲法第26条:すべての国民は法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとし…
『学校が合わない子どもたち』(前屋毅著 青春新書) には、いまだにそうなの?ということが書かれています。 子どもの自殺についての情報を書き出します。 ----------------------------------------- 2024年 小中学生の自殺者は527人、過去最高。 10代まで…
『学校が合わない子どもたち』(前屋毅著 青春新書)からの学びです。 要約と引用で進めていきます。 「全国学力・学習状況調査等」すなわち、全国学力テストの目的は、 このように説明されています。 「義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から …
『学校が合わない子どもたち』(前屋毅著 青春新書)は、 私がこれまで何度も書いてきた、 「学校の選択肢」を増やすという趣旨にぴったり合っているので、 興味を持って読みました。 しかし、そこには、いまだにこんなことをやっているの? ということが書…
『子ども若者抑圧社会 日本』(室橋裕貴著 光文社新書) からの最後の学びです。 若者の意見が政治に反映されない一つの根拠として書かれていたのは、 こんなことでした。 引用ではなく要約です。 ---------------------------------------------- 世界では…
『子ども若者抑圧社会 日本』(室橋裕貴著 光文社新書) -------------------------------------- ルールで児童生徒をがんじがらめにしているのは、校則だけではない。 その一つが部活動である。 2017年度にスポーツ庁が実施した運動部活動に関する実態調査…
『子ども若者抑圧社会 日本』(室橋裕貴著 光文社新書)から、 引き続き引用します。 ----------------------------------------- バイク禁止拘束事件に関する千葉地裁判決(昭和62年10月30日) 学校は生徒の教育目的とする「特殊な部分社会」であり、 そこ…
『子ども若者抑圧社会 日本』(室橋裕貴著 光文社新書)について、 前回のブログで、この本は、今回初めて読んだと書きました。 しかし、「子どもの権利条約」で検索すると、なんとこれが出てきました。 【学びの散歩道】子どもたちの将来は大丈夫なのだろう…