『シェアライフ』(石山アンジュ著 クロスメディア・パブリッシング)
この本は、羽鳥さんのモーニングショーに出演している人の本で、
かつ、昭島の図書館にあったので読んでみることにしました。
読んでみて、「シェアライフ」というのは、
私の知らないところで、これだけ世の中に浸透しているのかと、
少なからず驚きました。
この石山アンジュさんは、それを実践し、普及活動をされている方です。
この「シェア」という思想は、
そのまま「ここいまタウン」につながるものだと感じました。
読み進んでいくと、
想定をはるかに超える大きなインパクトが私の中に残ることになりました。
それは、後で書くとして、この本から拾った言葉をまずは書いてみます。
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「所有から利用へ」と言われて久しいですが、
その本質は、単にモノを買って所有することに意味を見出すのではなく、
利用することで、他者とのコミュニケーションが生まれるということ。
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幸せは、つながりからしか生まれない。
究極、人間の幸福とは、目に見えないものです。
当たり前かもしれないけど、幸せとは目に見えない。
心で感じる共感や感動、愛する気持ち、
そのほとんどは、人とのつながりからもたらされるものなのです。
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老後も安心して暮らすために必要なことは、つながり。
老後に向けてためていくものは、お金ではなく、つながりです。
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これまでの社会は、
「公助・自助・共助」の3つの機能によって維持されてきました。
自分で自分の生活を守る「自助」、
国や自治体などの公的機関が交通などの行政サービスを提供して、
個人や地域を守る「公助」、
そして、地域コミュニティや共同体のつながりを通じて、
助け合いを行う「共助」です。
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この「共助」が、最近失われてきているということなのです。
しかし、その「共助」が、
ここまで進化しているのか!と、驚きの場所があるのです。
神奈川県相模原市藤野地区です。
私の住む昭島から、高尾駅までさほど遠くありません。
その高尾から、中央本線に入って二駅目が藤野駅です。
この「シェアライフ」で藤野のことが書かれていたのは3ページほどです。
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藤野地区では、独自の地域通貨である「萬(よろづ)」が流通している。
それは通帳形式の地域通貨。
萬という地域通貨は、お金というより、「感謝量」を可視化するもの。
コミュニティに感謝の気持ちが生まれると、
自然と自分もコミュニティのために何かをしたいというモチベーションになる。
この「お互いさま」の文化を育むことが目的。
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「ここいまタウン」には、2つの大きなポイントがあります。
- 『子どもたちののびのびとした成長をみんなで支え合うコミュニティ』
- 『衣食住が賄えるコミュニティ』
この2番目の『衣食住が賄えるコミュニティ』は、
- 貨幣というお金ではない、コミュニティへのかかわりに応じたポイントで、衣食住が賄われている。
- 貢献される人がいるから、貢献する人の存在が生きる。それゆえ、貢献される人(子どもや障害者、病気の人、介護の必要な高齢者など)にも、ポイントが付与される。
- 短所を認め合い、それぞれの長所を生かして、お互いを補い支え合っている。
- みんなが自分を大切にし、自分が満たされることで、ほかの人をも大切にできている。
- 衣食住が健全で、みんなが心身ともに健康になり、健康寿命が延びている。
- みんなが、自分の好きを満喫し、生きがいを持って生きている。
- 生きる力がコミュニティにみなぎっている。
というものなのです。
「ここいまタウン(仮称)」をつくろう! | Facebook
その意味で、この短い文章は、私にとっては衝撃的でした。
さらに、この文章のあとに、ある名前が書かれていたのです。
石山アンジュさんが会われた小山宮佳江さんでした。
実は、私はこの方を知っているのです。
オンラインでしかあったことがなく、それもほんのちょっとだけですけど、
Facebookでつながっています。
つづく