コミュニティ・スクールの存在

社会の主役を考える - Sol Cafe 『幸せの栖(すみか)』 (hatenablog.com)

前回のブログです。

それから一週間以上が過ぎました。

 

その中に、Facebookの『「ここいまタウン」をつくろう!』について、

こんなことを書いています。

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いま投稿は休止しています。

それは、想いの丈はすべて書いたといまは思っているからです。

このページが更新されるのは、何らかの動きが出てきたときだと思っています。

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この投稿の翌日に、ある動きがありました。

そのことで、このページを更新するのは、

そんなに遠くない未来になりそうな感触を得ました。

そのことは、Sol Cafeページにも書いています。

https://www.facebook.com/groups/621221631349053/permalink/1920985764705960/

 

そして、それは、最近こんな本を読んだことによって

生まれてきたチャンスかもしれないなと思っています。

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なぜかというと、いきなり「ここいまタウン」をつくろう!といっても、

何も始まらないだろうと思えるのに対して、

いま存在している「コミュニティ・スクール」を学ぼう!

ということだと、前に進めると思えるからです。

 

私は、山口県の出身ですが、故郷では、

平成28年4月にすべての市町村立小・中学校が

コミュニティスクールになっていることを、

『奇跡の学校』を読んで、初めて知りました。

 

そこにはこんなことが書かれていました。

 

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「生きる力」は、多様な人間と関わり、

さまざまな経験を重ねていく中で育まれるもの。

学校だけで育むことができるものではない。

社会のニーズに対応するためには、

子どもたちがたくさんの信頼できる大人とかかわる場を

日常的に設けることが必要。

 

コミュニティ・スクール導入後、

「子どもの学力が向上してきた」

「学校全体が落ち着いてきた」

「あいさつ運動が地域に広がった」

など、さまざまな好事例が聞こえるようになった。

特別支援学校においても、

平成30年4月1日にすべての学校がコミュニティスクールになった。

 

コミュニティスクールを核として、学校と地域のつながりが深まることで、

様々な形での学校への支援が充実し、質の高い学校運営が行われる。

一方で、地域の人々が子どもたちにかかわることにより、

子どもの成長とともに大人の成長の促し、

さらには、子どもを介して地域の絆を強め、

地域コミュニティの想像へとつながる。

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3年くらい前に、母のことで頻繁に田舎に帰っていました。

その時、母校の中学校の生徒とすれ違うと、

彼らはすがすがしく「こんにちは」とあいさつしていました。

その時には、コミュニティ・スクールのことは知らないので、

田舎はいいな!くらいにしか思っていませんでした。

この本を読んで気づいたのは、我が母校も、

その時すでにコミュニティ・スクールだったんだな

ということがわかりました。

 

コミュニティ・スクールは、既存の学校システムを前提にして、

地域に開かれた学校として、地域の人と一体で運営されています。

私が考える「ここいまタウン」は、

現在のシステムでいう学校というものがない

コミュニティそのものが学校であるという考え方です。

 

どちらが正しいというものではなく、

私としては、子どもを中心に据えたコミュニティ、

地域のすべての人が子どもたちの成長に関わり、

子どもたちからエネルギーをもらって、

個人が、そしてコミュニティが元気になっていくこと、

そのために、できることから取り組んでいきたい、

そう思っています。