健康の秘訣は、「食事」と「運動」ですね。
病気の人が健康を取り戻すためにある「病院」の現状は、
足を踏み入れるだけで、病気にになりそうになるほど気が薄いところです。
入院したら、陰気な病室のベッドに閉じ込められ、
まずい食事を食べさせられるというイメージがあります。
『22世紀 病院がなくなる日』(岡本裕著 飛鳥新社)という本があります。
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医者という立場で患者さんに接していると、
「患者さんを治してあげよう」という気持ちが必ずどこかにあり、
それは、どこまでいっても、“上から目線”であることに気がづきました。
そこで私は、自分が病気であったらどうしてほしいか、
あるいは、どうしてほしくないかを改めて、まっさらな気持ちで、
自らに問い直してみました。
- まずは、病気にならない方法を教えてほしい。
- 病気になったら、優しくしてほしい。
- 病気になったら、じっくりと相談に乗ってほしい。
- 病気になったら、居心地のいい環境で心地よく治してほしい。
- 病気になったら、あきらめないで辛抱強く治してほしい。
- 同じ病気になって治った人のアドバイスがほしい。
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幸いにも大きな病院にはほとんど行ったことがありませんが、
クリニックに行けば、待合室は座れないくらい混んでいます。
長い時間待たされて、診察時間は5分もあれば長い方だという感じです。
じっくりと相談に乗ってもらえるような場所ではありませんね。
健康であるための秘訣は、病気にならない、病院に行かないことです。
そのためにはどうしたらよいかというと、著者はこう言っています。
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- 考えすぎない。
- 働きすぎない。
- いい人になりすぎない。
- よけいな物を食べない。
- 体をよく動かす。
- よく笑う。
- よく眠る。
- いい加減に生きる。
- 医者にはできるだけかからない。
- 薬はできるだけ飲まない。
- たまには旅に出る。
- そして何よりも、この本を周りの人に薦める(笑)。
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体調が崩れた時、頭に置いておく必要があるのが、
病気のカテゴリー分類です。
- 医者が関わっても関わらなくても治る病気
- 医者が関わることで治る病気
- 医者が関わっても関わらなくても治らない病気
病院に行く必要があるのは、2と3です。
3の場合は、医者の話を聞いて、自分でよく考え、
いまを大事にする生き方をしていくことがポイントなんだと思います。
私は、3の場合、入院はしたくないです。
1は、医者にかかることによって、より悪くなることもありえます。
前回のブログに書いた、この言葉が思い出されます。
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がんで助かる人たちには、二つのタイプがある。
一つは、医者に見放された人。もう一つは、医者を見放した人である。
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本来の病院は、1~3のどんな病気でも、
居心地の良い場所、気が高まる場所なんです。
そのとき、「病院」という言葉はふさわしくありません。
そんな場所が、この本には書かれています。