【学びの時間】自分の健康を考える

この本、タイトルは、とっても軽い感じがしますが、

内容は、実にしっかり、医学的に書かれています。

どうしたら健康でいられるか、この本を読めば網羅的にわかります。

 

実は、この本の著者の谷口一則さんこと、たにやんとは、

もう10年近く前に、毎月一回半年にわたって、

あるところで一緒に学んだご縁があります。

今の私につながる、大きなステップでした。

会社人から社会人になろうと動き始めてしばらくして、

これまでには考えてもいなかったお金を自分に投資しようと決めたのです。

 

それはさておき、この本には、こう書かれていました。

 

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2005年から、私はNPO法人「21世紀の医療を考える会」(e-クリニック)

の活動の一員として、癌患者さんのサポートをしてきました。

その中で私たちが、がんに打ち勝つためにも、

必要であると考えたことが3つあります。

  1. 食事(栄養)
  2. 運動
  3. メンタル(心)

何だ、当たり前のことじゃないかと思うかもしれません。

でも、これがなかなかできないのです。

この3つに加えて

      4. 睡眠

      5. 入浴

      6. サプリメント

これら6つのことがきちんとできていれば、

人間はまず大きな病気にはめったにかかりません。

良いものを食べて、よく動いて、よく寝て、身体を温めて、

ストレスなく生活していれば、健康でいられます。

そのどこかが破たんするから病気になるのです。

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6.のサプリメントはよくわかりませんが、1~5は、間違いなく重要です。

 

たにやんの想いがわかるのは、この文章です。

 

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この本では、リンパ球数を上げ、

免疫力を高めるために必要な具体的な行動を本文でも多く書きました。

これは、医学的にもエビデンスがあり、

免疫力を高めるのに有効な方法だと思っています。

 

しかし、これらの方法は、万人に当てはまる方法ではありません。

食事一つを例に挙げても、糖質制限食、ケトン食、ゲルソン療法、

マクロビデオテック、ビーガン、ローフードなど、

その食事療法がいいかは人によって全く違います。

つまり、なにが自分に合っているかは、

最後は自分の身体に聞いてみるしかないのです。

だからこそ、健康や体調については、医者や健康本任せにせず、

自分の身体の声をしっかり聴き、

「自分のリンパ球は自分で高める」

という姿勢を忘れないでいただきたいと思うのです。

 

病気を治すのは、医者ではありません。

医者は病気を治すお手伝いはできますが、

あくまでも病気を治すのはあなた自身です。

健康に関心を持ち、健康のリテラシーを高め、

自分で免疫力を上げる行動をしていきましょう。

わたしは、そんな、

医者がいなくても自分で自分の健康を高めていける社会

の実現を目指したいと思っています。

これからも、そんな活動を応援していきたいと思っています。

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「医者がいなくても自分で自分の健康を高めていける社会」

まさにその通りですね。

この本に書かれていることには、ほとんど同意しますが、

たにやんががん検診を推奨して、自らもそれを実行していること、

ここは私の想いというかこだわりとは違います。

 

私は、健診も検診も受けるつもりはありません。

そもそもがんの早期発見には、意味があるとは思っていないのです。

たにやん自身も上述のように言っています。

「これら6つのことがきちんとできていれば、

人間はまず大きな病気にはめったにかかりません。

良いものを食べて、よく動いて、よく寝て、身体を温めて、

ストレスなく生活していれば、健康でいられます。」

 

健診を受けると、必ずどこかで引っ掛かります。

でも、自分が6つと言わず5つをやっていて、元気であれば、

多少の数値がどうであれ、関係ないと思うわけです。

問題の第一は、変な数値を見て、

ストレスがいっぱいになるということなのです。

「知らぬが仏」というのは、昔から言い伝えられてきた格言、いい言葉です。

 

検診でがんが見つかったとしても、これまたストレスです。

私はこれまで、何回も書いてきました。

たとえば、これです。

【学びの時間】「がん」というものを知る④ 第3の性質のがんとは? - Sol Cafe 『幸せの栖(すみか)』 (hatenablog.com)

 

医者や病院は慈善事業ではなくて、ビジネスだと思っています。

健診や検診は、患者確保の手段、大きな収入源だと思っています。

 

私は、がんの転移というのは信じていません。

がんを切り取ったのに、何か月か何年かあとに転移したというのは、

もともとのがんが転移したものではないはずなのです。

毎日すごい数のがん細胞が生まれています。

それでもがんにかからないのは、免疫細胞のおかげです。

免疫細胞が十分機能しなくなるのは、生活習慣に起因していると思います。

早期発見と言っても、がんがある程度の大きさにならないと発見できません。

がんが見つかるのは15-20年かかると言われています。

 

なぜガンにかかるのか、それは1~5をしっかりやっていないからです。

長い年月を経て、がんが早期発見されます。

それは、大きくなったがんだから見つかったのです。

その他に、見つからないがんは、そこら中にあると考えられます。

いちばん大きなものを切り取ったとしても、

他のがんが大きくなれば、「転移」と表現されるのです。

これは、私の独断と偏見です。

 

あくまでも還暦を過ぎた自分だから言えることですが、

発見されても。何の自覚症状もなければ、それで大丈夫です。

変に治療すると、眠った獅子を起こしてしまいかねません。

だから、1~5をしっかりやって、

健診も検診も受けずに生活するのがベストです。

 

がんを抱えていても、何の問題もなく性あk津できていれば、

それでいいじゃないですか。

1~5をやっていても、重篤ながんにかかってしまったとしたら、

それは、寿命と考えるしかありません。

そうはいっていながら、実際にそうなったら、

慌てふためくかもしれませんが。

 

いずれにしても「知ることによるストレス」

こちらの方が、万病のもとだと思っています。

がんは「消す」ものではなく「消える」もの - Sol Cafe 『幸せの栖(すみか)』 (hatenablog.com)

これを見返すと、船戸先生もたにやんも同じことを言われています。

 

結局、ごり押しの持論になってしまいましたが、

自分の健康は自分で守る、増進ということですね。

 

ただ、ひとつストレスについては、

新たな気付きをほかのところで得ることができました。

私は、「ストレスは元凶」だと思ってきました。

今でも「過剰なストレス」は元凶だと思っています。

なぜなら、過度なストレスがあると、自分を見失うからです。

でも、ストレスは必要なものだし、付き合い方があることが、

これを見るとわかります。

TED日本語 - ケリー・マクゴニガル: ストレスと友達になる方法 | デジタルキャスト (digitalcast.jp)

 

ここまで書くつもりではなかったけど、

これはたにやんの本を読んだ結果です。

たにやん、ありがとう!