世の中には、自分にとって本当に大切なことを、他人に任せてしまっている、
一方、本当は弱い自分なのに、無意識で強く見せようとしまっている、
そんなことが多々あると感じています。
他力の典型、自分を大切にしていない典型が、健康ではないかと思えます。
定期検診を受ける理由は、健康維持のためとか、
ガンなどの病気の早期発見と言われます。
定期検診を受ける理由で検索して行ったあるサイトに、こう書かれていました。
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私たちのからだは、若くて元気なうちは、少々無理をしても一晩眠ると回復します。
しかし、運動不足や食べすぎ、飲みすぎ、睡眠不足が良くないとわかっていながら改めないでいると、中高年世代に入ってから、その歪みは、からだに正直に現れてきます。
太りすぎ、血圧が高い、尿に糖が出た、コレステロール値が高いなど、そのほとんどは、いわゆる成人病に関わる症状です。
まだまだ成人病年齢ではないと思っていても、徐々にしのびよってくるのが成人病です。ひそかに進行し、気が付いたときには、かなり症状が進んでいたということが起こります。そこが急性の病気と大きく違うところです。
成人病は、最近は「生活習慣病」とも言われるように私たちの生活習慣からつくられます。つまり、「自分でつくる自分の病気」なのです。
からだのことを考えない生活習慣のツケが、成人病という形で現れてくるわけです。
私たちは、年をとり老化してはいきますが、健康な生活を心がけ、実行していけば、成人病が発症したとしても軽くて済みます。
成人病をできるだけ先に押しやるためには、どこかで生活を反省しなければなりません。早く気付き、また、早期のうちに見つけられれば、ちょっと生活を改めるだけで、健康が維持できます。
それには、常に自分の健康状態をよく知り、毎年、からだの状態の変化に注意しながら、発病に至らぬよう各自努力していくことが大切です。
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これを読んで、おかしいよねと思いませんか。
逆に言うと、ここに書かれていることは、その通りなんです。
だから、ここには、健康診断を受けなくていいという理由が書かれていると、
私なんかは思ってしまうわけです。
- 少々無理をしても ⇒ 無理をしなきゃいい!
- 運動不足や食べすぎ、飲みすぎ、睡眠不足が良くないとわかっていながら改めないでいると、.... ⇒ 運動をし、食べ過ぎず、飲みすぎず、十分睡眠をとればいい!
- 成人病は、最近は「生活習慣病」とも言われるように私たちの生活習慣からつくられます。つまり、「自分でつくる自分の病気」なのです。⇒ その通り! 自分でつくらなきゃいい!
- 健康な生活を心がけ、実行していけば、成人病が発症したとしても軽くて済みます。⇒ その通り! 健康な生活をすればいい!
- 早く気付き、また、早期のうちに見つけられれば、ちょっと生活を改めるだけで、健康が維持できます。⇒ 自分のことは、自分が一番知っている!
常に自分の健康状態をよく知り、毎年、からだの状態の変化に注意しながら、
と最後に書かれていますが、
健康診断でしか、自分の健康状態はわからないのでしょうか?
健康診断でわかるのは、けっきょくは数値なんです。
同じ人間でも、個人差ってとてつもなく大きい、私はそう思っています。
例えば、アルコール。
一滴も飲めない人がいるかと思えば、
いいか悪いかは別にして、一升飲める人もいる。
だから飲んでいいということではないけれど、
飲みすぎると、それこそ生活習慣病になるけど、
この差は、血圧が120と140の違いに比べるとけた外れに違っているのです。
頭脳、運動能力、音感、手先の器用さ、...... いくらでもあげられますね。
でも、健康というものは、押しなべて平均レベルにないといけないようです。
自分のことは自分が一番わかっているはずなのに、
なぜ、医者の言うことを多くの人が聞き、信用してしまうのでしょうか?
私は、定期検診は、会社勤めのときは、毎年何の疑いもなく受けていました。
幸いにも、要経過観察があっただけで、薬を飲むようなことはありませんでした。
たとえば、少しの高血圧で薬を飲むように言われたとします。
それって、本人のためなんでしょうか?
私には、会社のため、現代の医療のためとしか思えないのです。
私は、あまのじゃくなのでしょうか?
写真は、特に意味はありませんが、
リンクしてシェアしたときに、写真があった方が見栄えがいいので、
散歩中に撮った写真を適当に貼っています。