【学びの散歩道】子どもたちの将来は大丈夫なのだろうか?(22) ニーズに応えるマップ

『体験格差』(今井悠介著 講談社現代新書)を読みました。

 

「体験」とはこんなものです。

 

これまで見過ごされてきた「格差」について、

チャンス・フォー・チルドレン(CFC)という団体がフォーカスしています。

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2022年12月15日、文科省で記者会見を行い、

全国初の「体験格差」実態調査の速報値を発表した。

「低所得家庭の小学生の約3人に一人が、1年間体験ゼロ」という調査結果は、

当日中に多くのテレビや新聞で報道された。

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子どもの貧困・教育格差の解決を支援する|CFC

 

体験させてあげられなかった理由(世帯年収300万円未満の家庭)

  1. 最も多いのは、「経済的理由」56.3%
  2. 次に多かったのが、送迎や付き添いなどの「時間的理由」 51.5%
  3. 「近くにない」26.6%
  4. 「保護者の精神的、体力的理由」20.7%
  5. 「情報がない」14.3%
  6. 「理由はない」6.8%

「経済的理由」と「時間的理由」、そして「保護者の精神的、肉体的理由」は、

密接に関係していると思います。

 

子どもの貧困は、7人に1人、6人に1人ともいわれていますが、

食べていくことすらままならない状況の中で、

成長に必要な「体験」だとしても、

それを子どもにさせてあげるのは容易ではないこと、

想像に難くありません。

 

本の最後に、CPCの新しい取り組み「ハロカル」のことが書かれていました。

「ハロカル」には「ハロー・カルチャー(文化・体験との出会い)」と

「ハロー・ローカル(地域との出会い)」

という2つのメッセージが込められています。

「ハロカル」とはこんなプロジェクトです。

子どもの体験奨学金「ハロカル」 - 子どもの貧困・教育格差の解決を支援する|CFC

 

本にも載っていて、サイトにもあるこの地図がとても気になりました。

 

CFCは、経済的に厳しい家庭の子どもたちに、

スタディクーポンを提供したりしています。

さらに、このハロカルでは、さまざまなNPO等と連携して、

子どもたちにさまざまな「体験」を届けようとしています。

スポーツや音楽・芸術活動などの体験に利用できる

体験奨学金を提供しています。

このマップは、CPCの活動拠点である墨田区の提携先の場所を示すものです。

 

これってすごいことだなと思います。

感心するだけでは何も生まれませんが、私の身近なところにも、

仲間たちと一緒にできることはありそうです。

幸いにも私は、i-ze(いーぜ)に参画しているのですから。

 

その活動の一つが「ちいハモ」です。

先日の活動も、このブログに書きました。

第5回 ちいハモ(地域ハーモニー)の集い - Sol Cafe 『幸せの栖(すみか)』 (hatenablog.com)

「ちいハモ」では、内輪で使うものですが、

参加する団体の拠点を地図にプロットして、

お互いの場所を認識し合っています。

このハロカルの地図を見たときに、「ちいハモ」でも、

子どもからお年寄りまでのニーズに合わせて、

その要望に応えてくれる頼りになる施設の地図として、

広く公開できるといいな、ということを思いました。

 

この会のグループ対話の中で、

私は、府中市の小学校内にある放課後子ども教室でお仕事していること、

放課後に学年の違う子たちが集まり、自由に遊んで帰っていく場所ですが、

そんな場が、地域にあったらいいなということを話しました。

今どき、子どもの遊びは制限され、

ちょっと危ないことなどはできなくなっています。

例えば、木登りや秘密基地作りなどが思いっきりできる場が欲しい、

そんなことも話しました。

それは、例えば、こんな場所です。

【学びの散歩道】子どもたちの将来は大丈夫なのだろうか?(21) 快か不快か - Sol Cafe 『幸せの栖(すみか)』 (hatenablog.com)

 

こんな場所ができれば、このマップにも掲載できます。

これまで学びを続けてきて、学んだ中から、

i-ze(いーぜ)やちいハモに活用できることもありそうだ、

このブログを書きながら、そんなことを思っています。

 

さらに、i-ze(いーぜ)が推進役としてやろうとしている

「おもてなし府中」でも、このマップは使えると思います。

 

まず、ちいハモでは、多くの想いのある団体や人たちとつながること、

おもてなし府中では、魅力的な場所を

できるだけ多く発見することから始めていったらいいでしょう。

 

それぞれの目的に合わせて、このようなマップをポータルとして、

視覚的にわかりやすく、さまざまなニーズに応えていくことができれば、

想いをもって活動している人たちをつなぎ、

活動の輪を広げることができるのではないか、

そんな思いが湧いてきました。

 

よくよく見ていくと、世の中には志を持って人のために活動している人が、

たくさんいることがわかります。

そして、府中にも、「ちいハモ」で知り合った人たちを含め、

自分たちのできることで人や地域に貢献している人たちが、たくさんいます。

そんな人たちのことをブログに書いてきましたが、

まだまだ知らない人たちがいるんだと思うとワクワクしますね。