「子は親の鏡」とはいうものの

以前書いていた【気まぐれToday's Tip】そのNo.1875 にこの言葉があります。

 

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子は親の鏡

 

  • けなされて育つと、子どもは、人をけなすようになる
  • とげとげした家庭で育つと、子どもは乱暴になる
  • 不安な気持ちで育てると、子どもも不安になる
  • 「かわいそうな子だ」といって育てると、子どもはみじめな気持ちになる
  • 子どもを馬鹿にすると、引っ込みじあんな子になる
  • 親が他人を羨んでばかりいると、子どもも人を羨むようになる
  • 叱りつけてばかりいると、子どもは「自分は悪い子なんだ」と思ってしまう
  • 励ましてあげれば、子どもは自信を持つようになる
  • 広い心で接すれば、キレる子にはならない
  • 誉めてあげれば、子どもは明るい子に育つ
  • 愛してあげれば、子どもは、人を愛することを学ぶ
  • 認めてあげれば、子どもは、自分が好きになる
  • 見つめてあげれば、子どもは頑張り屋になる
  • 分かち合うことを教えれば、子どもは思いやりを学ぶ
  • 親が正直であれば、子どもは正直であることの大切さを知る
  • 子どもに公平であれば、子どもは正義感のある子に育つ
  • 守ってあげれば、子どもは強い子に育つ
  • 和気あいあいとした家庭で育てば、子どもは、この世の中はいいところだと思えるようになる

 

『子どもが育つ魔法の言葉』ドロシー・ロー・ノルト著

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この言葉に、再度出会いました。

『子どもが生きる力をつけるために親ができること』工藤勇一著です。

 

工藤勇一氏は、こう続けています。

 

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いま読み返してみても、本当に素晴らしく、

その通りだとうなずける内容です。

 

しかし、ここではあえて、

この詩のメッセージとは反対のことをお伝えしたいと思います。

 

親が「こうあらねばならない」と考え過ぎてはいけません。

理想の親の夢を追求することが、親子の幸せに結びつくかというと、

必ずしもそうではないからです。

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私は思います。

上記の詩のなかには、勉強や学校という言葉が出てきません。

 

『僕らしく、君らしく、自分色』東京シューレの子どもたち著

(1995年出版)という本を読むと、こう書かれています。

 

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学校、教師、塾、親すべてにおいて「勉強しろ」、

即ち偏差値を上げいい高校いい大学に入れと言います。

しかし偏差値にかかわるようなことができれば、

人間それでいいのでしょうか。違いますよね。

たんに仕事をするにしても、協調性や、独創性、行動力、

判断力、リーダーシップも必要かもしれません。

これだけ見ても、学校でテストの結果で左右される偏差値で

これらのことが、その人がどれだけ見えて、そしてわかるのでしょうか。

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「子どもは親の鏡」という、世のなかで起こっていることの本質からは、

かけ離れたことが現実には起こっています。

それは、私の身近なところでも感じられることでもあります。

 

最近、また、いろいろな本を読んでいるので、

いろんなことが関連付けられて、この投稿になりました。

 

ただ、これらのことは、私のテーマでもある「ここいまタウン」の

学校というもののあり方、いや学校というものではないあり方に

つながっていくと思って、これを書いています。

これから、この三つの引用をさらに深めていこうと思っています。

 

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写真は、特に意味はありませんが、

リンクしてシェアしたときに、写真があった方が見栄えがいいので、

散歩中に撮った写真を適当に貼っています。