この本からの引用です。
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いつも感じるのは、
最初から失敗することを望んで行動している人はいないということです。
ほとんどの人は、自分ができることをちゃんとやっているのです。
しかし、それでも起こってしまうのが失敗です。
失敗は、どんなに優秀な人でも決して避けることができない、
ひとつの宿命のようなものなのかもしれません。
ちなみに失敗とは簡単にいうと、他人の行動や選択の結果、
その人の周囲の人の意図しない、そして望まない結果になることです。
避けようとしても起こってしまうのが失敗であるなら、
起こってしまった失敗と付き合って、
それでも何とか乗り越えて生きていくしかありません。
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失敗を悔やみ過ぎて、落ち込んだままになると
「うつ」になるリスクがあります。
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うつ状態に至る3つのパターン
- 目標喪失
- 超えられない高い壁
- 先が見えない
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そうならないために大事なことは、
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「人は弱い」ということをまず認めること。
失敗に立ち向かえないこともあるので、
「エネルギーが自分の中から自然と湧き出てくるのをひたすら待つ」
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ことが必要だと著者はいいます。
そのためには、こんなことが有効です。
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- 逃げる
- 他人のせいにする
- おいしいものを食べる
- お酒を飲む
- 眠る
- 気晴らしをする
- 愚痴を言う
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失敗した後は、何とか回復しようと焦らない、頑張らない方がよさそうです。
回復力とは、待つことなのかもしれません。
Facebookに書いた言葉があります。
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失敗とは頑張った結果なんですね。
ほとんど勉強しなくて不合格になったり、無茶な運転をして事故を起こしたり、
そういったことは失敗とは言いませんね。
自業自得ということですね。
だから、失敗するということは、頑張った結果なんです。
ただ、不運もあったのかもしれないし、やり方が悪かったのかもしれないし、
どこかに油断があったのかもしれないのです。
とすれば、失敗にしっかり向き合って、
今度はこうしようと前に向く他ないのだと思います。
ほんとうにつらければ、著者の言うように、
しばらく逃げたり、愚痴を言ったりして、エネルギーが回復してくる、
すなわちちゃんと向き合えるようになるまで、待つほかないのでしょう。
実は、昨晩お風呂にゆっくり浸かっているときに、
湧き出てきたものがあって、それはこのブログに書くのにふさわしい、
そう思っていましたが、すぐに寝て起きるとすっかり忘れていました。
思い出そうとしましたが、まったく思い出せません。
外山滋比古さんが言われるように、
思い出せないものは、大したことではなかったということ、
そう思って、また出てくるのを待つほかないととりあえずあきらめました。