すぐそばの日野市に、こんなステキな活動をしている場所があります。
ひの社会教育センター|スマイルタウン – 子供も大人もシニアも!皆さんの「やってみたい!」を応援します。 (hino-shakyo.com)
私がかつて勤務していた会社の日野や八王子の事業所のすぐそばでした。
私の夢「ここいまタウンをつくろう」に向かう道のりは、
今踊り場にある感じで、この本を読んでも色々と考えるところがあり、
またモヤモヤもありますが、それはさておき、
ここに書かれていることを大事にしたいと思っています。
この本には、自然の中で自主的に遊ぶことの大切さ、
そんな環境を子どもたちに提供するために必要な
目配り・気配り・心配りが、詳細に書かれています。
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目配り・気配り・心配りの心を持ち合わせている人の3つのスキル
- ハードスキル = 講習会などに参加して、視覚や認定などによって、習得して身につけるもの。
- ソフトスキル = コミュニケーション力、協調性、自発性、責任感、リーダーシップなど目に見えにくいもの
(ハードスキルとソフト宿里は人から学ぶことができるもの)
- タスクスキル = ハードスキルとソフトスキルを使いこなすスキルと言われていて、小さい時からの体験をもとに積み上げられてきたものが大きく影響している、とも言われている。
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心のゆとり
- 見守る = 子どものやってみたいという意欲や好奇心を何よりも尊重し、その思いがかなうように願いつつ、子どもが安心して挑戦できるように、心の準備をして待ちます。
- 待つ = 子どものやってみたいという目的が達成できるように望みながら、次に起こる可能性を予測し、それまでの時間をともに過ごし、いつでも手が出せて支えることができるように、心の準備をして待ちます。
一言で表現すれば、見守るということは子どものやりたい思いを信じて待つことで、活動の理念をより深く理解した大人の心にゆとりがあることが、見守る余裕につながり、待つ余裕につながります。
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1件の重大な事故・災害の背景には、29件の軽微な事故・災害があり、
その背景には300件のヒヤリとするようなニアミスがあるというのが
「ハインリッヒの法則」です。
このハインリッヒの法則に、
「子ども時代にこそ子どもたちに体験してほしい小さなヒヤリ・ハット71」
というのを、著者の中能(なかよく)さんはつくりました。
現在では80以上に上っていて、木登り、野遊び、雪遊び、川・海遊び、
クラフト遊び、たき火遊び、野外炊飯、動物・植物系、科学系、
その他の分類の中に、たくさんの遊びが書かれています。
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人はだれしも得意なこともあれば、不得意なこともあります。
そしてどちらかと言えば、不得意なことは目立ちやすいが、
得意なことは目立ちにくく、なかなか気づかれないものです。
その両方に気がつきコントロールできる生き方ができれば、
人生はなかなか楽しいものになります。
子ども時代の遊びの中には、
得意、不得意なことに気づくきっかけになるものがたくさんあります。
特に、自然の中での遊びには、そのすべてがあるように感じます。
それは、壁もなく天井もなく、難しい約束もない、
自由に遊べる仲間、時間、空間があるからです。
幼児期の子どもたちは、自己中心的な遊びが多く、
仲間と一緒に遊ぶということは少ないのですが、
自己中心的な遊びをたくさん体験したこともたちは、
やがて群れて遊ぶことに興味をもつようになり、
仲間と協調し、自分たちで創造して思う存分に遊ぶことが
楽しいということに気がつくようになります。
また、自然の中の遊びには、スリルを満喫し、
ワクワクするダイナミックな遊びもある一方、
その隣には、ヒヤリとするようなリスクもあり、
その時判断したことが結果に出てきます。
この遊びの繰り返しで、
リスクを察知し回避していく直観力が育っていきます。
しかし、時にはうまくいかないこともあり、
失敗して落ち込むこともありますが、
遊びをさまざまに工夫して取り組んだ体験によって、
気持ちの切り替えも上手になり、失敗から立ち直る力も身につけていきます。
そして、遊びを通して、誰とも比べられない何ものにも代えがたい自分を
見つけ出すスイッチを手に入れることができ、
それらの積み重ねが様々なことを判断できる自立した社会人へとつながり、
どのような世の中になろうとも生き抜いていく知恵が育っていきます。
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この活動にはすごく共感します。
ただ、自分にそれができるのかとなると、大幅にスキルや体験が足りません。
今からそれを身につけるのも得策ではないように思えます。
私の夢は、「森のようちえん」を作ることではなく、
「森のようちえん的コミュニティ」をつくることなので、
いや、私がつくるのではなく、それができてくればいいということですから、
こんな活動をやっている人たちとつながっていくことが大事だと思います。
いろんな人が自分の得意を生かして貢献できる場、
その一つの要素がこの「森のようちえん冒険学校」の活動なのです。
今まだ何もできないけど、学び思うことは続けていきたい、
そんな今日この頃です。