現代人の二人に一人は、生涯を通じてガンにかかると言われています。
私が小さい頃は、ガンは特殊な病気だったように思います。
どうして、こんなにまで増えてしまったのでしょうか?
私は、過剰なストレスが原因だと思っています。
科学的根拠とか、そんなものはさておいて、
私はそう思っているというだけですが。
「病は気から」と昔から言われています。
体の不調は、心因性のものがかなりあるというか、
その方が多いのではないかと、思えます。
最近読んだ本に、子どもの多動症やアトピーなども親の愛情不足で起こり、
親からの愛情を子どもが感られるようになると、
それらは治るケースがあることが書かれていました。
不思議なのは、二人に一人と言いながら、
私の周りにガンにかかったという話を聞いたことがないということです。
私の父はパーキンソン病でなくなりました。
グループホームに入っている母は、血尿が出て、
膀胱に大きな腫瘍があることが1年半前にわかりましたが、
検査の結果、悪性ではないということで、
経過観察のために3カ月おきに通っていた病院にも行かなくてよくなっています。
義理の父母も、その他の病気はありますが、ガンになったことはありません。
その他、親戚でガンになったということを、ほとんど聞いたことがありません。
田舎だから、食生活もより健全で、都会のようなストレスがないからでしょうか?
そして、今いる東京でも、いわゆるサードプレイスで普段接している人たちが、
ガンになったということも聞きません。
私が知らないだけでしょうか?
サードプレイスにいる人たちは、
閉じていなくて開いている、
意欲・生きがいを持っている、
活動的で発散の場がある、などなど、
不安やストレスが小さいからなのでしょうか?
たぶんそうだと思っています。
人間だれしも、体の中にガン細胞を持っていて、
それが発症するかどうかが、ガン患者になるかどうかの境目です。
心が元気なら、体も元気、私はそう思っています。
学童保育に、夏前くらいからきている私より2歳くらい年上の女性がいます。
週3日ですが、子どもたちに囲まれて、
子どもたちがのびのびやんちゃをしているのが楽しくて、通っていました。
子どもたちからも慕われています。
その人が、2か月くらい前に、検診でガンが見つかったのです。
そして先日手術をしました。
右の卵巣がガンで大きく膨らんでいて、
結局、左右の卵巣と子宮を摘出したそうです。
手術前に、腫瘍が大きかったのでステージ3かも、と言われていたのが、
手術してみると、ステージ1だったそうで、それはとてもよかったのです。
しかし、左の卵巣にもガンがあったということで、
これから抗がん剤治療を半年間することになりました。
体はだるくなり、髪も抜け落ちるそうです。
その人は、学童保育を楽しんで、楽しみにしていました。
だから、今もできるだけ、ラインで子どもたちの写真を送っています。
ガンが発覚するまで、ほとんど自覚症状もなく、寝耳に水的なことでした。
肥大した卵巣がいを圧迫して、
一度にたくさん食べられなかったということはあったと聞きました。
それが今は、とてもすっきりして、たくさん食べられるようになったそうです。
ここまでは、早期発見ですごくよかったのです。
現代医療のおかげでもあります。
先日久しぶりにあいさつに来られて、
抗がん剤治療のことをおはなしされましたが、
正直元気いっぱいに見えました。
その元気をあえて失わせるような抗がん剤治療は必要なのか?
私の心はモヤモヤです。
手術に成功したわけなので、
前のように、週3日来て、あるいは少し短い時間でも学童保育に来て、
楽しく過ごし、子どもたちからエネルギーをもらった方が、
はるかにいいのではというのが、正直な気持ちです。
楽しく過ごす時間があれば、よけいなことを考える時間もありません。
旦那さんがかなり心配症で、お医者さんの言われることでもあるし、
その人は抗がん剤治療をすることを決めているので、何も言えません。
ただ、学童保育の責任者もほぼ同じ意見なので、その場では、
元気な時は、短時間でも来てみてはどうですか、
来年4月から新一年生も入ってくるし、
3月に復帰できるように考えていきましょう、
そんな感じのおはなしになりました。
その人は前向きな人だし、
元気になったら、この学童保育に帰ってこれるということもあるので、
子どもたちの様子を写真で送りながら、信じて待つしかありません。
生活習慣を整え、食生活を健全にし、心を豊かに持つ、そして感謝を忘れない、
そのことが、体にとって一番大事なことだと思ているので、
ガンを退治しようという医療のアプローチと、
それに従う人、ガンと闘おうとする人がいるということに、
すごく悲しいというか、モヤモヤを感じる今日この頃です。