
『心を育てる語り』(渡辺道治著 東洋館出版社)は、
私にとって大切な本だと感じました。
「叱る」については、ここにも書きました。
【学びの散歩道】子どもたちの将来は大丈夫なのだろうか?(81) 結果を生まない同じことの繰り返し① - Sol Cafe 『幸せの栖(すみか)』
もし、「叱る」代わりに「語る」ができれば、
子どもたちの心に響いていくのではないか、そう思います。
そのために必要なのが教養ではないか、そう感じています。
その教養を感じる内容を引用します。
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「ほめる」の語源は、「穂」にあると言います。
秀でているもの、優れているものという意味もありますが、
もともとは互いに祝福し、神に感謝する意に使われていた言葉です。
たわわに実った黄金色の稲穂を思い浮かべてみてください。
今年も豊かに実った。
なんとありがたいことだ。
みんなでともに分かち合おう。
このシーンに「ほめる」という言葉の由来があります。
「ほめる」ということ、
上の立場の人が下の立場の人によい評価を与えることと思われがちですが、
そうではないのかもしれません。
嬉しいことや、すばらしいことをともに喜び合う方が、
本来の「ほめる」に近いのだと思っています。
すくすくと麦穂のように伸びていく子どもたちの成長や頑張りを、
周囲の方々とともに喜び合う。
そんな環境ができたとしたら、それはきっと子どもたちにとって、
一番幸せなことなのではないかと思います。
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語る内容の例です。
悪い言葉を使ったとき、叱るだけでは、そのときはやめても、
何も変わらないということを経験しています。
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人にいやなことを言ったり、ウソをついたりすると、脳から毒が出ます。
「ノルアドレナリン」という毒です。
このノルアドレナリンには、世の中にある毒の中で、
とても強い毒で、ヘビの毒よりも強いのです。
それが、「バカ」といった瞬間に出ます。
脳の中で、「アホ」といった瞬間にも出ます。
脳の中で毒が出ると、ものを考えたり、勉強する力が弱くなります。
さらに出続けると、胃潰瘍などの病気になります。
悪口というのは、相手をいやな気分にさせるだけでなく、
自分の体もどんどん傷つけているんです。
ですが、人間の体はとてもよくできていて、反対によい言葉を使ったり、
よいことをすると、体によい物質が出ます。
「βエンドルフィン」と言います。
これは、どんな病気や痛みでもやわらげる物質で、
ものを覚えたり勉強する力を強めて、さらにやる気を起こしてくれます。
みんなが口から出す「言葉」には、こんな魔法のような力があるんですよ。
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挨拶は大事です。
でも「あいさつしなさい」と強要するのは効果があるでしょうか?
子どもそれぞれ、人それぞれに、
性格の違いや引きずっているものの違いがあります。
「あいさつする」は当たり前ですが、それがすんなりできない子(人)には、
そうなっている背景があります。
それを「しなさい」「すべき」で強要しても、身につかないでしょう。
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世界中には、日本語や英語、フランス語、ドイツ語など、
いろいろな国の国語や公用語だけでも、100近い言語があります。
その中には、「もったいない」のように、
どうしてもほかの言語にうまく訳せない言葉があります。
一方で、不思議なことに、どの言語にも共通して存在する言葉があります。
それが、“あいさつ”です。
日本語の「こんにちは」という“あいさつ”。
英語では、「Hello」「Good afternoon」、中国語では「你好」、
スペイン語では「Buenas trades」、
フランス語では「Bonjour」と、それぞれの言語の数だけ、
“あいさつ”の言葉があります。
それはきっと、
自分たちの命をつないでいくために必要な言葉だったからだと思うのです。
そのキーワードが「安心」だったに他なりません。
さらにこの“あいさつ”を爽やかな笑顔でできたならば、
「敵ではありませんよ」という意味だけではなく、
「あなたの味方ですよ」「好きですよ」
という意味さえ加わると言われています。
そうなると、安心感だけでなく、
相手は「認められた」という幸せな気持ちさえ感じられるのです。
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この著者の本は、もう1冊読んでみようと思っています。
私自身、毎回イベントするときには、
そのイベントのテーマについてのクイズをします。
たとえばこんな感じです。
たなばたのおはなし - Sol Cafe 『幸せの栖(すみか)』
クイズを考えるのは、自分の学びにもなるから楽しいのです。
子どもたちを指導する、させるという形ではなく、
「語り」で子どもたちの心に響くとすれば、
これ以上のものはないのではないか、これを書きながらそう思っています。
私は、以前学童クラブで絵本を図書館で選んでは読んでいました。
それは帰りの会の、一つのお楽しみの時間だったのです。
毎回、子どもたちは楽しみにしてくれていました。
絵本で検索すると、このブログが出てきました。
<Tip& Episode> いくつかの節目の中で - Sol Cafe 『幸せの栖(すみか)』
ある意味、今や「きりがみアート」に特化していますが、
当事は、自分でいろいろ調べては、けなげに努力し、
いろんな工作をしていたんだなということがわかります。
今の放課後子ども教室でも工作をやってもいいのではとも思いますが、
準備などそんな余裕もないし、なかなか難しそうです。
でも、できる方法を考えてみる必要はあるかもしれません。
このブログを読んでみて感じたのは、
子どもたちにこれをさせようと思っていなかった、ということです。
子どもたちのためにと思いながら、実は自分で作るのを楽しんでいた、
だからこそ、子どもたち興味を示したのではないのかと思えます。
大人が楽しいと思ってやっていることに、子どもは興味を示す、
子どもは親の背中を見て育つことは、確かだと思うからです。
いまの「きりがみアート」も、自分が楽しんでいるからこそ続いている、
そう改めて思うわけです。
話は逸れましたが、今年は、「語る」ということを、
考えてみたいと思います。
私の性格上、自分の「学び」を深めることになるので、
これは一つの楽しみになるのではないか、そう思います。
【学びの時間】2025年 乙・巳・二黒土星の年 - Sol Cafe 『幸せの栖(すみか)』
元旦のブログに、「不言実行」ではなく「有言実行」ではダメ?
と書きました。
これは、その「有言実行」の一つとしたいと思っています。