2023年4月に国立市の「矢川プラス」はオープンしました。
そして、昨年3月に、一周年記念の催しがありました。
【学びの時間】安心して学び合える園・学校をつくる - Sol Cafe 『幸せの栖(すみか)』
矢川プラスがどういう経緯で設立されたのか?
こういうものを見つけました。
ここらから抜き出してみます。
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施設機能については、当該施設を取り巻く地域全体の課題
(主に少子高齢化、施設の老朽化、地域のにぎわい)を踏まえ、
庁内検討と市民意見交換を重ね、キーワードを、子ども・高齢・にぎわいと選定。
これをもとに来館者も地域も、誰もが元気になれるよう
「まちなかの大きな家と庭」というコンセプトを作成。
ひとりでも大人数でも、ふらりと立ち寄りたくなる施設を目指した。
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施設の運営については、児童館のみ市直営で、
国立市の設立した社会福祉法人「くにたち子どもの夢・未来事業団」
が行っている、
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以下は、設立趣意書の一部抜粋です。
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こうした課題を乗り越えていくためには、
多世代・多様な主体が関わるような地域社会の活性化と、
それと連動した子どもの育成活動を充実させるとともに、
乳幼児からの教育、すなわち、保育・幼児教育を充実させ、
その質を高めることが肝要です。
そうして、子の貧困の連鎖を断ち切り、
安心して子どもを産み育てることのできる環境を創ることができるからです。
いま世界中で、
乳幼児からの丁寧な関りによる育ての保障が重視されるようになってきています。
幼いころからの大人との愛着・信頼関係の構築、
子どもたちの自己肯定感の丁寧な育て、そして最後までやり抜こうとする力、
他者と対話する力、自分の気持ちを表現してコントロールする力などの
「非認知スキル」の育てを、
乳幼児期から丹念に保障する必要性が急速に高まってきているのです。
私たちは、こうした状況に前向きに、
そして積極的に対応していきたいと考えています。
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矢川プラスの施設検討時点において、子どもの意見聴取、意見の実現を徹底した。
- 中高生の地域参画イベント「ローカルセッション」
- まち歩きにより地域資源の確認、中高生ニーズの洗い出し
- 建設業者の作成した図面・模型に、自身の求める機能を製図・工作するワークショップ
- 建設現場の視察
- オープン前に館内の先行利用と意見交換
- 企画の様子や参加者の声はタブロイドにまとめ、市内の中学・高校へ配布
これによって、彼らの意見が反映され、
スタディスペース、音楽スタジオ設置、タブレットの貸し出しが存在している。
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その他に「国立市児童館の在り方検討会」が実施され、
幼児教育センターは、施設や幼児教育関係者に留まらず、
保護者・地域住民など「まちぐるみ」で幼児教育を理解し、
幼児教育を「学ぶ」「触れる」「参加する」「対話する」といった機会を提供し、
いわゆる地域全体の幼児教育推進のハブとなっている。
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この「矢川プラス」には大変お世話になっています。
行ってみて、気に入って、オープン直後の5月(GW)からいままで、ほぼ毎月、
多目的ルーム(小)を借りて「きりがみ&きりくずアート」をやっています。
【写真日記】今年最初の「きりがみ&きりくずアート」@矢川プラス - Sol Cafe 『幸せの栖(すみか)』
これは先月の「きりがみ&きりくずアート」の様子です。
今月は23日にやります。
ひと月先取りのカレンダーにもできる「きりがみアート」にしています。
前回取材があり、くにたち公民館だよりにも、こんな感じで載りました。
そんな国立市では、「子どもの基本条例」が4月から施行されます。
【学びの散歩道】子どもたちの将来は大丈夫なのだろうか?(98) 子どもの権利条例 - Sol Cafe 『幸せの栖(すみか)』
「ちいきハーモニー」@府中のミーティングでも、
国立市の矢川プラスや「こども基本条例」が話題に出ました。
そういう場所や条例が、府中市にはまだありません。
広がる、深まる「ちいきハーモニー」 - Sol Cafe 『幸せの栖(すみか)』
「まちなかの大きな家と庭」である矢川プラス、
それを支えるのが「こども基本条例」です。
これにプラス、冒険広場(プレーパーク)が加わると、
私の夢の「ここいまタウン」につながる
「放課後の子どもの遊び場・楽しめる居場所」になるのです。
もうすでに、それに近いものができている(矢川プラス)、
そこを自分のできることで活用できている(きりがみ&きりくずアート)、
同じ思いを持つ人たちとのつながりに参加できている(ちいきハーモニー)、
ここに大きな勇気をもらっています。