Sol Cafe 『幸せの栖(すみか)』

「ここいまタウン」への歩み

【学びの散歩道】子どもたちの将来は大丈夫なのだろうか?(60) 散漫だと感じた思考のお散歩

『不登校でも学べる』(おおたとしまさ著 集英社新書)

----------------------------------------------

不登校をテーマにした本はたくさんあります。

多くは、わが子の不登校に強い不安を感じている親の心に

寄り添ってくれるような本です。

当事者による体験談も人気です。

不登校が起こる原因や構造を学術的に解明しようとする本もあります。

 

でもこの本は、いずれでもありません。

多くの親がイメージする一般的な「学校」に行かなくても、

学べる場所がこれだけある、と紹介する本です。

そうすることで、「学校」に行かなくてもいきなり詰んだりはしないと伝えたい。

むしろ学校なんて選択肢の一つでしかないとみんなが思える社会にしていきたい。

つまり社会として、学校に依存しすぎるのをやめましょうという提案です。

こどもの人生における学校の比重を減らせば、

子どもたちが学校で感じるストレスは減るはずです。

そうすれば、不登校はもちろん、いじめだって減るはずです。

-----------------------------------------------

 

この著者の「おおたとしまさ」という人の本は、何冊も読みました。

今回の『不登校でも学べる』は、その中でも、最もインパクトのあった本です。

すごい取材力です。

それは、こどもが好きだから、

こどもの未来を大事にするからできることだと思います。

この本からたくさんのメモ(A4で10ページはある)を取りました。

そして、本屋で買って蔵書に加えました。

 

ところが、このブログを「おおたとしまさ」で検索してみて、驚きました。

【ライフワーク】ある児童の一言 - Sol Cafe 『幸せの栖(すみか)』 (hatenablog.com)

この本、2年前にすでに読んでいたのです。

しかし、このブログを見ても、ピンときません。

それほどインパクトはなかったようです。

愕然としますね。

しかし、逆にいうと、この2年で、読書しブログを書き続けてきたおかげで、

私自身が進化してきた、そう思うと嬉しくなります。

 

この本を読む限り、日本の教育にも希望が持てます。

国があてにならなくても、あちこちで、

心ある人たちによる地道な活動が行われている、

そのことが、詳しくわかります。

ただ、ブログを書くにあたっては、さらに理解を深めるために、

キーワードで検索しながら、調べていく必要がありそうです。

そうでないと消化できない感じがしています。

 

この本に「イモニイ」が出てきますが、

おおたとしまささんの「いもいも」に関する本も、

このブログのシリーズの中で読んでいます。

【学びの散歩道】子どもたちの将来は大丈夫なのだろうか?(23) 勝手に伸びるんだよ! - Sol Cafe 『幸せの栖(すみか)』 (hatenablog.com)

 

この本のイモニイこと井本陽久さんのことばを引用します。

---------------------------------------------

その子の”いいところ”を伸ばすって表現が、そもそも違うんですよ。

”いいところ”っていった時点で大人の価値観が入っているから。

ありのままのその子を素敵だな、面白いなって思えばいいんです。

その子がそのままでダメなわけがない。

それに気づけるかどうかは、その子を見る大人の側の問題です。

変わらなきゃいけないのは大人の方なんです。

----------------------------------------------

 

大人の価値観が優先され続ける中で、子どもの不登校は伸び続けています。

不登校の小中学生 過去最多の29万人超 いじめ加害者への対応は | NHK | 教育

 

不登校になったら終わりではありません。

不登校でも学べる場があることを、この本は語っています。

 

ここまで書いてきて、消化不良感があったので、

ネット検索してみると、この記事が出てきました。

不登校29万9048人で過去最多、「日本の教育」はすでに崩壊していると言える訳 大人の同調圧力が子どもを追い詰めている | 東洋経済education×ICT (toyokeizai.net)

中曽根陽子さんの本は、先日読みました。

【学びの散歩道】子どもたちの将来は大丈夫なのだろうか?(58) 駄馬の先走り - Sol Cafe 『幸せの栖(すみか)』 (hatenablog.com)

この記事の中に、こう書かれています。

--------------------------------------------

本丸が教育システムの見直しです。

ここまで、不登校の現状と、現場の取り組み、

学校外でこの問題に向き合う人たちのことを紹介してきましたが、

今回取材した先生の多くが、不登校の児童生徒が増えている理由として、

  • 「学校のこうあるべきという枠からはみ出る子どもたちを異質と捉える大人の同調圧力が子どもたちを追い詰めているのではないか」
  • 「この数字は、現状の学校システムが時代に合わなくなっていることの表れだ」

という意見が相次いだのが印象的でした。

---------------------------------------------

 

結局は、この東洋経済の記事の最後にあるように、

限界にいている「学校システム」を再構築していかないといけないのです。

ただ、それを国に期待しても、いつになることか、........。

教育の変革は、草の根からでしかなさそうです。

その草の根は、確実に根付き広がってきています。

 

一方、昨日読み終わった本は、衝撃的でした。

  • いまの学校システムのなかでの学校で学ぶことは、その子のその後の人生の役に立つのでしょうか?

この問いに対して、大きなクエスチョンマークがついている今日この頃です。

 

いろんな学びと想いが錯綜しながら書いているので、

なんだか、散漫なお散歩になってしまったなと感じています。

次回以降はテーマを絞りながら、思考を巡らせて書いていこうと思っています。

 

このブログを書いていて、気になるニュースがありました。

横浜での高校生の飛び降りと、下を歩いていた会社員の女性が巻き添えを食って、

2人とも死亡したニュースです。

今日届いた、「毎日1分!英字新聞」はその記事でした。

---------------------------------------

High School Girl Jumps from Yokohama
Commercial Building, Hitting Woman Below,
Killing Both

A 17-year-old high school girl jumped
from the rooftop garden of a commercial
building near Yokohama Station and
landed on a woman walking below on the
ground Saturday night, killing them both.

---------------------------------------

検索しても詳しいことはわかりません。

その背景には何があったのか、そんなことがとても気になります。

その子は、自分を生きていなかったのだろうと思えるからです。

 

このままだと、散漫が続くので、ここで打ち止めとします。