おおたとしまささんのオンラインサロンで、
おおたさんがこんなことを書かれていました。
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ドーベルマンというスカバンドのボーカルの吉田田たかしさん
(通称ダダさん)がたまたま譲り受けた古民家を
リノベーションしようということで、大人数人が集まりだしたのが、数年前。
そこに学校に行っていなかった子どもも参加するようになり、
そういうひとたちが次々集まって、
ほのぼのした空気がいつのまにか醸成されたそうです。
「なんだこれ?」ということで、何が起きているのかを分析し、
それをひとつの思想、大人の姿勢、
場所と時間の価値みたいなものとしてある程度概念化して、
全国展開しようというプロジェクトが始まりました。
その日は大人と子どもと合わせて40−50人も集まっていました。
いちおう古民家のリノベーションという理由で集まっているのですが、
ほとんど誰も仕事してない(笑)。
おしゃべりして、ごはんをつくて、食べて、遊んで、
子どもたちものびのび過ごしていました。
不登校の親子で集まろうという名目ではなくて、一応の「目的」を設定して、
そのために集まっているひとたちが、自然に繋がる立て付けです。
山の中の道なき道を登ったり降りたり、
ゲームをしている子も動画を見ている子もいるし、
みんなそれぞれの時間を安心して過ごしていました。
大人もみんな、いい顔してました。
大人のいい顔を見て、子どもはほっとして、
あるがままの自分でいられるのだと思います。
ええっ! こんなことがあるんだと思いました。
ホームページの動画を観て、ステキだなと思ったのです。
ネット検索してみると、いくつも出てきましたが、
もう2年も前の記事ながら、ピンと来たのはこれです。
大人が変われば、子どもも変わる。学び場「トーキョーコーヒー」全国196カ所で展開中 | こここ
全国196拠点というのが驚きです。
2年前にこの状況とすると、いったいどこにあるのかなという感じです。
逆に言うと、たぶんほとんどの人が知らない中で、
これだけ全国展開できているのは、学校ではないからかもしれません。
学校に行けない子が集まれる場所ですから。
いまや全国に30万人を超える不登校者がいるので、
196か所でも少ないともいえます。
フリースクールは、お金がかかりますからね。
登校拒否であろうとなかろうと、みんなが楽しめる場所ですね。
ここでも、一番のポイントは、大人のあり方だと書かれています。
このブログにも、何度も何度も書いていますが、
子どもを変えようとしてはいけないんです。
おとなが変わる、大人が生き生きとしていれば、
黙っていても、子どもは変わっていくんです。
変わるんじゃなくて、本来の子どもの姿に戻っていくんです。
前回は、悲観的な「いま」の状況を取り上げました。
【学びの散歩道】子どもたちの将来は大丈夫なのだろうか?(113) 揺らぐ「いま」を生きる子どもたち - Sol Cafe 『幸せの栖(すみか)』
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私の感覚では、子どもたちの「いま」が揺らいでいます。
一方で、振り子は振り切れて、誰もが支え合う時代が必ずやってくる、
私はそう信じています。
そのためには、子どもたちが「いまを生きる」ことができるかどうかに、
かかっていると思います。
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そのために自分のやることを書いていますが、
正直、すでにいろんなことが起こっているということを、
今はひしひしとして感じています。
読書の学びを続けたおかげで、
そして、日々子どもたちと接する経験をしているおかげで、
おおたとしまささんのオンライン・サロンに参加し、
その投稿を見て、学びを深めています。
さらに、私のできる範囲で、市民活動を行っています。
やることは、それしかないんだと、改めて感じでいます。
写真に意味はありませんが、
リンクしてシェアしたときに、写真があった方が見栄えがいいので、
手元にあった写真を適当に貼っています。