
『AI搾取 日本の規制の抜け穴』(瀬川奈都子著 日経プレミアシリーズ)は、
いまいちピンとこなかった本ですが、少しだけメモを取りました。
読書メモをベースにして、書きながら思考を深めていくという、
いつのもスタイルでこのブログを書き始めました。
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「アウェアファイ こころの総合研究所(こころ総研)」
25年8月「対話型生成AIと人との関係性についての最新調査」
「明日からAIを使えなくなったら、どれくらい不安になりますか?」
という問いに対して、
6%が社会的心理的に懸念があるレベルの不安を感じると回答した。
「AIとの会話が増えたことで、
かえって人間との会話が減少してしまったと感じる」
と回答した人もいた。
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6%とは、少ないと思える数字ですが、
こんな短期間に、過依存の状況が生まれたことも事実です。
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同研究所の高階光梨所長の言葉
- 「これは少なくない数値だ」
- 「AIという技術自体は中立的なもの。ただ既存の人間関係と入れ替えてしまい、頼れるものがAI技術だけになることは危険だ」
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ポイントは、過剰に依存してしまうことの怖さということだと思います。
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依存が問題になる根底には、孤独感がある。
擬人化された振る舞いをするAIは、社会的孤立を加速させる危険があり、
日本人には特にリスクが高いとされる。
信州大学 高橋史准教授(臨床心理学)の研究室が、
25年3月に実施した調査では、米国人に比べ、
日本人は悩みが深刻になるほど他人に相談しなくなる傾向が見られた。
同准教授は、「他人に迷惑をかけてはいけない」といった言葉に代表される
自己責任文化の影響は無視できない」と分析する。
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依存することは、問題ないというより、必要なことです。
しかし、一か所に依存しすぎることはよくありません。
視野が狭まり、ほかにいくらでも依存先はあるのに、
それが見えなくなってしまうからです。
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こころ総研の高階所長は、
「悩みを抱える利用者を孤独に陥らせず、
専門家につなげることがAIの技術として必要だ」
と強調する。
我々は皆、何かに頼らなければ生きてはいけない。
依存をスティグマ(汚名)にしてはならない。
自立とは、依存先を増やすことにほかならないのだ。
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スティグマ(Stigma)とは、もともと「烙印」という意味ですが、
今は、個人や集団に対して社会的に否定的な意味づけがされ、
不当な扱いを受けることを指す概念として使われるようです。
同じように、ラベルを貼るという言葉がありますが、
今の世の中、ラベルを貼りまくっている、烙印を押しまくっている、
そんなふうにも見えてしまいます。
依存先を増やすことが大事ですが、
その増やす依存先は、信頼できる人であってほしいです。
しかし、その信頼できる人を見つけるのが大変なんです。
ラベルを貼りまくる現代社会であるのと、
おまけに、悩みが深いほど、人に相談しないで抱え込むのが、
多くの日本人なのですから。
だから、諦めてよいというものではありません。
人格、尊厳、人権は、生身の人間にとって、欠けてはいけないものです。
AI時代に、フォーカスを当てるのは、人間本来のあり方だと思います。
そういうことを大切に想う人はたくさんいます。
例えば、私の周りにいる人は、こんな人たちです。
そういう人たちの想いを大切に、
つながりの活動を地道に続けていくほかありません。