【学びの時間】味わいことばノート 特別編

Facebookに、ときどき書いている「味わいことばノート」ですが、

この本の中に、たくさんの名言が載っていました。

私がいいなと思ったものを書き留めたので、

このブログで、まとめてシェアします。

 

先日の「本番はいつくるのか?」にも、この本から2つ引用しています。

 

以下引用のみで、特にコメントはしません。

 

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「記憶に残る幕の内弁当はない」

秋元康(作詞家)

 

「善人はこの世で多くの害をなす。彼らがなす最大の害は、

人々を善人と悪人に分けてしまうことだ」

オスカー・ワイルド(作家)

 

「言って分かる人には言わないでもわかる。

言わなきゃわからない人には、言ってもわからない」

高峰秀子(女優)

 

「制作とは、だんだんできていく過程ではない。

最初に100あった可能性が、90、80、70と削られていくプロセスだ」

山口晃(画家)

 

「心の底からやりたいと思わないなら、やめておけ」

アーネスト・M・ヘミングウェイ(小説家)

 

「美しい景色を探すな、景色の中に美しいものを見つけるんだ」

ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ(画家)

 

「誰もが世界を変えたいと思うが、誰も自分を変えようとは思わない」

トルストイ(小説家)

 

「元々やらなくてもいいことを効率よく行うほど、無駄なことはない」

ピーター・ドラッカー(経営学者)

 

「私がもっとも恐れるものは、恐れである」

モンテーニュ(哲学者)

 

「われわれが歴史から学ぶべきことは、

いかに人々が歴史から学ばないかということだ」

ウォーレン・バフェット(投資家)

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その他の本にも響く言葉はありました。

 

『マインドセット やればできるの研究』

(キャロル・ドゥエック著 草思社)より

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ウォーレン・ベニスはこう述べている。

状況に乗り、状況に振り回されるばかりで、

どこへも向かうことができないボスが多すぎる。

そのような人はボスにはなれても、リーダーにはなれない。

リーダーとは、組織への忠誠を云々する人ではなく、目的地への旅 -----

人々が力を合わせて学びながら進む、よろこびに満ちた旅-----

について語れる人である、と。

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『「里」という思想』 (内山節著 新潮選書)より

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二十世紀は、侵略の時代だったのだと思う。

軍事的な侵略も行われた。

だがそれだけではなく、自分たちの価値観にもとづいて、

他の国や社会の人びとを管理していこうとすること自体が侵略である。

欧米が主導する国際政治の枠組みのなかに、世界を組み込もうとすることも、

今日の経済体制の下で世界を管理しようとすることも、

そして自分たちの文明や文化を押しつけることも、

そのすべてが、自分たちの価値観で他の国の人びとを管理していこうとする。

侵略者の論理である。

現在とは、そのことに人々が気づき始めた時代なのだと思う。

だから発展途上国からも、先進国の内側からも、

反グローバリゼーションの動きが出てきた。

世界は一つではない。

世界は多様であり多元的であって、それぞれの歴史や文化、自然や文化、

自然や人々の考え方を尊重しなければいけない、という声が広がってきた。

ところが、このような雰囲気が生まれているがゆえに、

資本主義の担い手たちは焦る。

なぜなら、資本主義にとっては、

世界はますます均質化していくのが好ましいのだから。

世界が政治的にも、経済や文明の面でも同一化していくことが、

資本主義の市場を拡大し、効率的な利潤を生む。

その結果、資本主義の側は、ますます傲慢に管理しようとし、

半面、この動きに抵抗しようとする人々の動きも活発化してくる。

この構図のなかに、私たちの置かれた状況があると言ってもよいだろう。

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いま読みかけの『希望のつくり方』(玄田有史著 岩波新書)に

『待つということ』(鷲田清一著 角川学芸出版)から引用した

こんな言葉がありました。

この本は、図書館に予約して読んでみようと思っています。

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待たなくてもよい社会になった。

待つことができない社会になった。

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写真に意味はありませんが、

リンクしてシェアしたときに、写真があった方が見栄えがいいので、

散歩中に撮った写真を適当に貼っています。