おかげさまで

3日前に、「成長・発達はつづく」を書きました。

 

以前していたことをしなくなる、できなくなること、

この消失/衰退という変化は、

新しい心の動きや行動の変化をもたらす積極的な変化である。

 

この言葉をかみしめています。

やっていたことをしなくなるというのは、積極的な変化なんです。

ただ、しなくなっただけなら、衰退といえるでしょう。

しかし、しなくなる、できなくなるのは、必ずそこに理由があります。

しなくなった、できなくなったからこそ、ほかのことができるし、

しているということが大事だと思います。

 

おかげさまで、私はそうなっています。

 

定年退職後は、過去の人生の延長線上で生きたくないと思っていました。

そして、還暦後の人生は、まだまだ長いことを意識していました。

その長い人生を、健康で意欲的に生きたいと思っていました。

 

そして、導かれるようにしてライフワークとなったのが、

子どもたちとのかかわりのお仕事と、ボランティアのドリームマップです。

 

会社勤め時代は、丸の内に通勤していました。

定年退職の5年前から、社外の人たちとのつながりを広げていきました。

そんな中で、やり始めたのが、知り合った仲間の人たちと、

おいしい料理を食べ、おいしいお酒を飲みながら、対話すること、

いわゆる「グルメでSol Cafe」であり、

本当にたくさんの機会を持つことができました。

 

しかし、定年退職後は都心部に出かけることも少なくなり、

それまでやってきたさまざまなグループ活動や

イベントへの参加は少なくなりました。

また、それまで一緒にやってきた仲間たちと会う機会も減り、

かつ、収入も少なくなったので、Sol Cafeもほとんどしなくなりました。

そしてよくやっていたゴルフもしなくなり、またしたくもなくなりました。

車の運転も止めました。

 

しかし、会社の人たちとのつながりは、とても希薄になる一方、

以前の社外の仲間とは、SNSなどで、ずっとつながっています。

たぶん、新型コロナが収まったら、Sol Cafeも、

「裏山でSol Cafe」の形で、時々はやっていくことになるでしょう。

 

そんな私は、2018年の夏から学童クラブに通い、主に工作をやりました。

子どもたちと、本当にたくさんの工作を作りました。

昨年6月からは、働く場所が放課後子ども教室に変わり、

そこでは、環境的に工作になじまない環境なので、

やることはお絵かきになりました。

それが、今では、ブームになっていて、ほぼ毎日のように、

多くの子どもたちが写し絵をしています。

子どもたちからリクエストももらい、私もほぼ毎日のように、

ポケモン、鬼滅の刃、その他アニメのキャラなどを描いて持っていきます。

 

それに加え、今年に入って切り絵がたのしくなっています。

 

さらに、過去積み重ねてきたつながりがきっかけで、

今やっていることを深める試行錯誤も、いくつか始まっているのです。

 

以前やってきたことをやらなくなった、できなくなったことで、

新しいやりたいことがいろいろ出てきて、

この未曽有のコロナ禍にありながら、まったく退屈する暇もない、

とってもありがたい状況になっています。

 

おかげさまです。

 

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写真には、特に意味はありませんが、

リンクしてシェアしたときに、写真があった方が見栄えがいいので、

散歩中に撮ったものを適当に貼っています。