Sol Cafe 『幸せの栖(すみか)』

「ここいまタウン」への歩み

【学びの散歩道】子どもたちの将来は大丈夫なのだろうか?(156) 人権のない国(?)ニッポン④ 部活の強制加入

『子ども若者抑圧社会 日本』(室橋裕貴著 光文社新書)

 

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ルールで児童生徒をがんじがらめにしているのは、校則だけではない。

その一つが部活動である。

2017年度にスポーツ庁が実施した運動部活動に関する実態調査によると、

公立中学校の30.4%、公立高校の15%が部活動は全員が所属し、

活動も原則参加する、実質的に強制加入の状態となっている。

しかし本来、学習指導要領によれば、

「部活動は生徒の自主的、自発的な参加により行われる」とされており、

制度上は「参加は任意」の

「活動のあり方に関する総合的ガイドライン」を策定し、

部活動を強制しないよう留意しなければならないことを、

本文、Q&Aで明記している。

 

岩手県内の中学校では、2020年度、任意加入は150校中60校で、

6割の学校が強制加入になっている。

三重県では、県の部活動ガイドラインでは、

生徒の部活動への加入は「自主的、自発的参加である」

と明記しているにもかかわらず、

県内の県立高校13校の一部もしくは全生徒に事実上、

部活動の入部を強制していたことが、明らかになっている。

(2022年5月11日 三重県教育委員会の定例会にて)

 

日本若者協議会のもとには、

生徒から部活動が強制加入になっている実態を改善してほしい

という声が届いており、

生徒全員は強制できなくても、特進コースは任意で、

普通コースなど一部のコースのみ強制されているケースや、

入部が「暗黙ルール」とされているケースも存在し、

実態としてはスポーツ庁の調査よりも多くの学校で

強制加入になっている可能性が高い。

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部活動の強制加入が続く7つの理由

  1. 歴史的背景
  2. 教育的意義があると思われているから
  3. 部費を生徒会費として全員分徴収しているから
  4. 中体連等への加盟費を全校生徒の人数分支払っているから
  5. 内申&入試に影響するから
  6. 同調圧力
  7. 生徒を学校に囲う論理(放課後生徒を自由にしたら何をするかわからない)

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このことについては、このリンク先にすべて書かれています。

部活動の強制加入はなぜ続いているのか?7つの理由(室橋祐貴) - エキスパート - Yahoo!ニュース

 

7.の放課後生徒を自由にしたら何をするかわからない

というのは、ある時期、学校があれていた時期があるからかもしれません。

20年くらい前、近隣の中学校は荒れていました。

そのときのおはなしです。

 

たぶん入れ知恵する大人がいたのでしょう。

悪いやつらは、不登校はしません。

学校には必ず来ます。

しかし、学校にはいません。

朝出席を確認するときには、教室にいます。

しかし、そのあとどこかに行って授業はまったく受けません。

給食の時には、教室にいて、食べた後、食器類は放り投げて出ていきます。

そして、帰りのホームルームには必ずそこにいるのです。

中間テストや期末テストには必ず出席し、

答案用紙に名前を書いたら、どこかへ消えます。

次のテストには戻ってきて、同じことを繰り返すのです。

これを、一年間ずっと続けます。

 

なんという、真面目さと根気力なのでしょう。

これは、毎日の時間割を理解しているからできることです。

 

これはウソのような本当のおはなしです。

きっと彼らは、大人になっても、

たくましく、しっかり食べていけていることでしょう。

 

授業中に学校にいない子どもたちが、部活をするはずもありません。

荒れている中学校で、部活を強制してもしかたがないので、

それが収まったときに、部活の強制加入が求められたのでしょうか?

 

このことが、子どもたちからさらに人権を奪うことを

促進させていったのかもしれません。

そのためか、その後、子どもたちは、とってもおとなしくいい子になりました。

それが、いいことかどうかはわかりません。

 

つづく

 

写真に意味はありませんが、

リンクしてシェアしたときに、写真があった方が見栄えがいいので、

手元にあった写真を適当に貼っています。