『考える。動く。自由になる。」(工藤勇一著 実務教育出版)
を読んで、このブログを書きました。
【学びの散歩道】子どもたちの将来は大丈夫なのだろうか?(80) 「将来」のために「いま」を失うと - Sol Cafe 『幸せの栖(すみか)』
そして、この本から、他にもメモしています。
それは、『タイムマシン心療法 未来・解決志向のブリーフセラピー』
(黒沢幸子著 日本評論社)に書かれていたことの紹介でした。
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なにかにむかついて、トイレのドアをけって壊してしまった男子生徒に対し、
「ところで、20歳になったころの君は、どんなことをしていると思う?
大学生? 働いている?」
「彼女がいる」「バイトしてる」「一人暮らししてる」
「じゃあ、20歳の君は、いまみたいな行動
(トイレのドアを蹴って壊す)をしていると思う?」
「もちろんしてないよ」
「そりゃそうだよね。それはなぜ?」
「カッコ悪いから」
「そうかあ、じゃあいまのような行動はいつごろやめたのかな?
高校生のころ?」
「誰かが「やめろよ」と言ったって、やめられるわけじゃないよね」
しばらく考え込んで
「明日、....今日かな」
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タイムマシンクエスチョンで、このように対話が進んで行ったのは、
- 自分自身の自分自身の行動を決めるのは自分自身だ」と気がついたから。
- 自分自身の行動を担っているのは自分しかないという「当事者意識」をもつことができたから。
これは、いい問いだなと思いました。
そして、実際にこの本を読んでみました。

『未来・解決志向 ブリーフセラピーへの招待 タイムマシン心理療法』
(黒沢幸子著 日本評論社)から引用します。
ミルトン・H・エリクソンの「アフリカン・バイオレットの症例」
というのがあり、それは、極度のうつに悩まされていた老婦人の話です。
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老婦人の生気のない家にあって、唯一の日が見出されたのは、
窓辺におかれた鉢のアフリカン・バイオレットであった。
エリクソンは栽培が難しいとされるその花の鉢植えを彼女の手で増やし、
人に分けることを勧めた。
老婦人が言われるままにそうしたところ、多くの人を喜ばせ、
街で評判の「アフリカン・バイオレットのお婆ちゃん」となり、
うつから脱したという。
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なるほど!
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「望んでいる未来」をつくるために欠かせないのが材料が「リソース」である。
リソースとは、直訳すれば、資源のことだが、
あるもの、使えるもの、役に立つもののことを指す。
「ないもの」はリソースにはならない。
リソースとなるのは、特別なものとは限らない。
当たり前のことも十分リソースになる。
リソースには、内的リソースと、外的リソースがある。
とらえ方、利用の仕方を変えれば無尽蔵といってよい。
内的リソースとは、好きなこと、興味関心、得意なこと、趣味、
がんばっていること、忍耐力、容姿等、その人の売りや強みならなんでも。
外的リソースとは、支え、助け、友だち、家族(親、兄弟、祖父母)、
先生、治療者、学校行事、地域、専門機関、ペットや宝物などが挙げられる。
外的リソースのなかでも、特に思春期のクライエントの場合、
その人にとって重要な他者(VIP)が誰なのかを知ることが、
セラピーにおいて大切である。
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「売りは何ですか?」
これはリソースを聞く私の定番の質問である。
「自分の売りは何だと思う?」
「お母様から見て、お子さんの売りは何ですか?」
「担任の目から見て、その生徒のどんなところが売りですか?」
「上司から見て、部下の売りは?」
といった具合である。
リソースが無尽蔵なように、リソースを尋ねる質問もまた無尽蔵といえる。
「好きなことは?」「関心あることは?」「わくわくするのは?」
「がんばっているのは」「大事にしているのは?」
「夢は?」「支えてくれるのは?」.....
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たぶん、小学校4年生以上だと、このタイムマシン・クエスチョンや、
「売り」の問いかけは有効なんだと思います。
ただ、私が毎日接しているのは、主に小学低学年生。
まだちょっと、この問いかけは難しいというか、
理解されないだろうなって思います。
できることは、彼らの「リソース」、
すなわちやりたいことを大事にしてあげることだと思っています。