Sol Cafe 『幸せの栖(すみか)』

「ここいまタウン」への歩み

【学びの時間】不登校に関わる大人たち① 親の3つの孤立

『不登校のあの子に起きていること』(高坂康雅著 ちくまプリマー新書)

から、これまでにないくらいの量のメモを取っています。

夏休みのハードワークの日々が終了したので、

これから少しずつ向き合ってみたいと思います。

 

すでに、本の結論の部分は、味わいことばノートとして書いています。

味わいことばノート 173 限られた「子ども」という時代 - Sol Cafe 『幸せの栖(すみか)』

 

この本の特徴は、不登校の子どもだけでなく、

親その他、そんな子どもたちに関わることが書かれていて、

そうなんだ、なるほどねと言う部分がたくさんありました。

 

オンライン・フリースクールを運営しているSOZOW株式会社による

SOZOW株式会社|好奇心と可能性を解き放ち未来をSOZOWする学びの生態系/)

自社のオンライン・フリースクールに通う小・中学生の子どもの

保護者に行った調査「不登校によって保護者に起きた変化」の結果です。

 57.2% 気分の落ち込み

 54.5% 孤独を感じた

 26.2% 体調不良になった

 15.0% 精神科を受診した

 18.7% 仕事を辞めざるをえなかった

   9.1% 死にたいと感じた

 

以上は、ほとんどが母親の悩みだと思われます。

子どもの不登校は、母親にも心身的ダメージがあり、

ある意味、子ども以上の悩みを抱えていると言えそうです。

実は、私の知り合いにも、2人の不登校の小学生を抱えていることが、

つい数日わかり、今これを書くことの大切さを感じています。

 

ここからは、引用ではなく、ポイントを書き出してみます。

 

不登校の子の「母親」に生じる3種類の孤立は以下の通り。

  1. 情緒的孤立
  2. 情報的孤立
  3. 社会的孤立

 

最初の「情緒的孤立」とは、

  • 自分の子育てが悪かったのではないか
  • 子どものストレスや不登校に兆候にもっと早く気がつけたのではないか
  • (発達)障害なく生んであげられたら不登校にならなかったのではないか

のような、自責感(自責の念)に駆られること。

 

同時に、自分にそのようなネガティブな感情を向け続けることはつらいため、

外部に原因を求めて、学校が悪いから、友だちが嫌なことをしたから、

と他者に責任を求めるような他責感を抱くこともある。

ときには子どもが弱いから悪いんだなどと子どもを責めることもあるが、

これらすべて自責感の裏返し。

 

どんなに自分を責めても、他者を責めても、

子どもが学校に行くようになるわけではない。

なだめたりすかしたり、脅したり、物で釣ったりと、

親が思いつくさまざまな方法で子どもを学校に行かせようとしたところで、

子どもはまったく動いてくれない。

 

そのようなとき親は、

もう自分ではどうにもできないという無力感や絶望感を抱くこともある。

不登校の子どもの親の気持ちを理解できるのは、

同じように子どもの不登校に悩んでいる親しかいないのが現状。

同じ状況の親と話をして、「自分(の子ども)だけじゃないんだ、

と思うだけでも、不登校の子どもの親は安心する。

だが、不登校の子どもの親が、

他の不登校の子どもの親に出会うのは容易ではない。

 

「情報的孤立」

GIGAスクール構想で、児童生徒一人一台のタブレットが支給されているが、

なぜか重要な情報はプリント(紙)で配付されている。

重要な情報を他の子どもと同じタイミングで受け取ることができない。

学校の先生でも通信制高校のことや、

フリースクールのような地域の不登校支援についてはよく知らない、

ということは珍しくない。

特に公立学校の先生は地方公務員であるため、

特定の民間の施設を紹介することは法令に抵触する可能性があり、

知っていても勧められないということもある。

 

「社会的孤立」

  • 5人に1人が仕事を辞めざるを得ない。
  • 子どもが家にいるため、一人で置いておくことができない。
  • 離職まで行かなくても、朝早く出勤したり、早く退勤したり、勤務形態を変えることもある。

子どもが不登校になると親も社会的な関係を変える必要性が出てくる。

その多くは、人間関係が薄れる方向の変更になり、気がついたときには、

気楽に話ができる相手は誰もいないという状態になり、

1日を通して家族としか会話していない親もいる。

 

この3つの孤立については、もっと深いものがあります。

この後徐々に書いていきたいと思います。

 

写真に意味はありませんが、

リンクしてシェアしたときに、写真があった方が見栄えがいいので、

手元にあった写真を適当に貼っています。