【学びの時間】いちばんだいじなこと

2日前に、こう書きました。

一番大事だと思うのは、大人の自己肯定感だと私は思っています」

その続きです。

 

「ぐりとぐら」の作家が書いた本からの引用です。

 

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悩めるお母さんからの相談です。

「どうしたら落ち着いて絵本を見る子になるのでしょうか」

悩むには早すぎます。

 

「では何歳何か月になったら絵本をちゃんと見るようになるのですか」

これも答えられません。

子どもはひとりひとり違うのですから。

ただ、このような相談に答えられるのは、

お母さんや園の先生が本当に絵本が好きなら、

子どももきっと好きになるから心配しなくて大丈夫ということです。

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子どもは大人の「楽しい」から学んでいきます。

大人は子どもの「楽しい」から、「うれしい」をもらいます。

 

まず、大人が楽しむことが大事です。

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「幼児は遊びながら育つ」という信念のもとに、

どうやって子どもたちを上手に遊ばせるかが、毎日の課題でした。

それにはまず、私たち大人が楽しくてはなりません。

保護者にも子どもにも楽しい保育こそ。大谷先生の目標とするところでした。

(私がむすこをみどり保育園に入れたのは、

母親としてこの方針が大へん気に入ったからです)

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お父さんもお母さんも。

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たくさんの家庭を見てきて感じたことですが、

子どもを育てるのは父親と母親です。

このふたりの仲がうまくいかないと、子どもはとても苦労します。

日本じゅうの幼稚園・保育園の先生たちから、

私が直接あずかったメッセージは、

「幸せな子に育てたかったら、夫婦仲良く」の一言につきました。

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この本にもこんなことが書かれていました。

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そうだよね。子どもたちも息が詰まるよね。

都市部だとどうしても家が狭いし、

近くに海や山がある地方がなんだかんだでいいよね。

子どもたちにとっても、すごくプラスじゃない?」

そんなふうにぼくが返すと、友人から意外な言葉が返ってきた。

 

「ううん。ちょっとちがうの。

子どもたちにとって、っていうか、わたしのね。

子どもたちにとってだけじゃなくて、わたしにとっても、

孤独感を感じなくてもすむ場所で、ふっと深呼吸できるのが大きいんだ」

 

ハッとした。

子育てについて考えると、

親は「子どもにとっての環境」ばかり考えてしまう。

多くの親にとって自分は二の次で、

「わたし」の」状態が考慮されていない場合が多いのではないだろうか。

考えてみれば、親が日々追い詰められていたら、

子育てのことをじっくりと考える余裕も失われてしまうだろうし、

次第に息苦しくなってしまうはずだ。

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自分の「楽しい」を大事にしてほしいと思います。

ひとりでは難しくても、仲間とならできることがたくさんあるはずです。