再び「森のようちえん」からの学びです。
この本は地元の図書館にはないのですが、図書館連携によって、
ほかの自治体の図書館の蔵書を借りることができました。
ここから引用します。
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森のようちえん的子育ての5つのポイント
- 子どものありのままを受け止める。親の小言や注意はかまわない。親の意図を伝えることも大切な親の関わり。
- 子どもが遊ぶ機会を存分に設ける。遊ぶなかから主体性が生まれ、やがて自主性・協調性へと成長につながる。
- 体験の機会をできるだけ増やす。興味をもつように誘うことも大切。ただし、成果が表れるまでには時間が必要。
- 子どもに学ぶ機会を与える。すべてのものから選ぶのではなく、選択肢は親の考えで絞り込んでもかまわない。
- 親は自分の感性を信じて、本気で子どもと向き合う。
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この5つのポイント、なるほど、その通りだと思います。
【学びの時間】主体的に生きるために大事なこと - Sol Cafe 『幸せの栖(すみか)』 (hatenablog.com)
ただ、ここに書いたように主体性と自主性の違いを考えると、
「遊ぶなかから自主性と主体性が生まれ、やがて協調性へと成長につながる」
とした方がよいかもしれません。
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森のようちえん的子育てでは、
一生懸命子育てをしている親御さんが子どものためにやることで
間違っていることはないととらえます。
たとえ、その一瞬に理性をなくして怒鳴ってしまったとしてもです。
ですが一方で、子どもと本気で向き合っているときには、
一瞬でもいいから理性の部分を思い出してほしいことも願っています。
叱り方がきつくなってしまっても、
子どもが恐怖を感じるほどに怒るのはいいことではありません。
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「一生懸命子育てをしている親御さんが子どものためにやることで
間違っていることはない」
という考え方、とてもいいですね。
大人も子どもも人間だということです。
人間である限りは、感情もあれば失敗もします。
お互いの失敗を認め合い、許容し合う関係性が必要です。
その大前提は、
大人が本気であるということ、
子どもを一人の人格として認めることだと思います。
それがあれば、子どもの気持ちが大事にされ、
子どもの意思が尊重され、選択肢が子どもに与えられることになります。