「最期まで元気で生きる」を体現するために① 気持ちの持ち方

 『老人のウソ』(武田邦彦)を読みました。

 

「人生100年の最初の50年と後半の50年の人生はまったく違うもの」

と考えるべきだと書かれています。

私なりに言葉を替えて表現すると、

  • 50歳までは「動物の生き方」
  • 50歳以降は「人間の生き方」

となります。

 

人間以外の動物は、見ていると、

子孫を残すために生きているとも言えます。

生物的に子孫を残すことができなくなると

人間以外の動物のほぼほとんどは、死んでしまうのです。

 

昨年9月の記事で見ると、

「100歳以上、最多の6万7千人 最高齢は117歳 」

となっています。

 

「長生きしたくない」という人がいます。

その人は、ほんとうにそう思っているのでしょうか?

高齢者になったら、
  • 何もすることがない
  • 何も楽しいことがない
  • あちこちにガタが行く
  • 病気になって寝込む

だったら、早く死んでしまった方がいい!

ということなのでしょう。

 

しかし、駒野宏人さんの「ピンピン・キラリ」の人生、

そして、「コロリ」と死ぬのであれば、

長生きして人生を謳歌するほうが、

私は絶対にいいと思います。

 

だから、私はそうしたいと思うし、

そうなるぞと信じて、今を生きています。

 

人間にしかできない

生物学的には「生きている意味がない」

50歳以上の人生だからこそ

ほんとうに人間らしく生きたいと思います。

 

生物学的に「生きている意味がある」

50歳までの人生は、

さまざまなストレスや時間の制約がありました。

そこでできなかったことが、今はできるのです。

 

ということで、

「人間らしい豊かな人生を生きる」

「ピンピン・キラリ・コロリ」

をどう体現していくのか、

これについて考えていきたいと思います。

 

まずは、この本に書かれていること

「老化現象」について、要約して書き出してみます。

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老化現象とは

  1. 手入れをよくしても、どうしても徐々に古くなっていく状態
  2. 手入れが悪い、あるいは不使用によって機能低下し、結果として「老化のように見える状態」
20歳の若い人でも、
まったく歩かずに毎日ベッドで寝ていたら足の骨が細くなる。
これは、「老化」ではなく「不使用による機能低下」。
 
毎日1万歩歩き、あるいは3時間立っているのに、
骨が弱くなってくるのは「老化」。
 
「最大パワーを100」とすると
  • 普通の生活では100のうち30くらいを使う
  • スポーツの一流選手は、瞬間的に80くらいまで能力を出す
一流のスポーツ選手の場合、
年齢を重ねて、かつて80までパワーが出たのに、
「最大パワーが60」くらいになったとしたら、
試合に勝てなくなったり、記録が出なくなり、引退を決意する。
 
それを観て、一般の普通の生活をしている人が、
「俺も年だから」と錯覚する。
でも普通の生活をしている人は、
もともと30くらいしか能力を使わないのだから、
「最大のパワーが60」になったとしても何も問題はない。
 
実は、体は、かなりの年齢まで老化しない。
筋肉は継続的に鍛えれば、ほぼ一定の状態を保つことができる。
適度な負荷(運動)やストレッチなどの刺激、柔軟性などのケアをすれば、
80歳、人によっては90歳くらいまでは、ほとんど問題なく暮らせる。
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この本の要約のような内容が、ここに書かれています。
一部をToday's Tipに引用しました。