『不登校でも学べる』(おおたとしまさ著 集英社新書)
から引き続き学びます。
不登校特例校でも通信制高校でもない全日制普通科高校があります。
全国から不登校経験者が集まる全日制普通科高校、
それが、北海道の北星学園余市高等学校です。
その職員の妹尾克利さんの言葉です。
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この学校の教員だって、ほとんどは、
学校というしくみにうまく適応しながら生きてきた人たちです。
だから、そもそも思考が偏っている。
私も含めて、
学校とは、教師とはかくあるべきというのが染みついてしまっています。
その意味で、ここで教員を続けるためには、
目の前の子どもたちから学び続ける姿勢が欠かせません。
「学校」というしみにに対する彼らの違和感は、正しいことも多いんです。
本気で生きているから妥協できないし、譲ってしまいたくない。
思春期の彼らは、まさに実存主義的存在ですよね。
だから面倒くさい。
でも実はいつもかかわりを求めています。
私たちの覚悟を試しています。
だから私たちも受けて立ちます。
うちのほとんどの生徒が不登校経験者ですけれど、彼らの話を聞くと、
その時間って、彼らにとって必要だったんだなと思うんですよね。
いま学校と呼ばれている場所って、
産業社会の要請によってつくられた人材育成の場になってしまっているわけで、
そこになじまない子はいて当然だし、不登校っていうのは、
無自覚であれ、彼らが選んだ成長のスタイルなんだと思うんですよね。
大人から見ればつまずきかもしれないけれど、
彼らは、それを見事に、宝に変えていきます。
彼らのそういう経験を宝に変えるのを支援する装置というか環境として、
この学校はあるんだろうなと思います。
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北星余市の教育とはなにか | 北星学園余市高等学校 (hokusei-y-h.ed.jp)
このホームページにアクセスして驚きました。
これだけ、日本の教育の結果に向き合い、これだけ高い志を持って、
日本の教育システムに乗っかれなかった生徒のための教育を実践している、
全日制普通科高校があったということにです。
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本校の教育は、子供達は、集団の中でこそ成長する、
更に、社会の中で生きていく力は集団の中で育つ、
という人間観と教育観に基づいています。
本校ではそれを、学校行事を通じて
「クラス集団づくり」として指導するという構造になっています。
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今日本の教育の中で、一番欠けているのは、
子供達が集団の中で成長するものだ、という視点です。
不登校生や「準ひきこもり」の子供達に対して行われている対応は、
カウンセラー等による個別対応が中心になっています。
それでは一種、対症療法的対応でしかありません。
その対応の必要性を否定するわけではありませんが、
いま全国的に必要なのは学校の中で、
教師たちが子供達を集団の中で育てるという視点を
常に持っていることではないかと考えます。
地域での子供たちの遊びの場や活動の場が少なくなってきている現在、
ますますその事の必要性が問われていると考えます。
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つづく

写真に意味はありませんが、
リンクしてシェアしたときに、写真があった方が見栄えがいいので、
手元にあった写真を適当に貼っています。