親が、赤ちゃんを授かったことに感謝し、嬉しいと思い、
かわいいねと思えたら、虐待は起こるとは思えません。
では、虐待ってどれくらいあるのでしょうか?
それが書かれたものが、最近読んだ本の中にありました。
どうも、明確な統計がなさそうです。
私は特に虐待問題を研究をしているわけではないので、
この情報で、十分インパクトがあります。
『心の傷を癒すということ』安克昌著にこう書かれていました。
日本でどれくらいの児童虐待があるのか?
調査があまりされていないので、児童相談所に上がってきた件数でみると、
- いちばん古いのが1973年 3歳児未満の虐待、遺棄、殺害の事例が401件。(養育者からの虐待のみで、第三者からの虐待は含まない)
- 1983年 416件 (身体的暴行 223、性的暴行 46、心理的暴行 34、保護の怠慢ないし放棄 111、その他 2)
- 1989年(上半期) 1,039件
- 1995件 2,722件
- 1996年(上半期) 2,061件
- 現在(本の出版 2019年12月)報告に上がってこない数も入れて、推定で年間1万件。
- アメリカでは100万件と言われている。
表に出てこない数もあるのでわかりませんが、
これを見ると、虐待は確実に増えてきているといえます。
こんな言葉もあります。
『魔法のしつけ』長谷川博一著より
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子どもが幸せになると親も幸せになりますね。
子どもが不幸せだと、親は幸せになれません。
これに付け加えを行うと、次のようになります。
親が幸せでないと子どもは幸せになりません。
親が自分を受け入れないと、子どもも自分を受けとめようとしません。
親が苦労ばかりしていては、いくら子どもに幸せを願っても、
それではつじつまが合わないということです。
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多くの親が幸せを感じられていない社会があります。
そんな親の親も、幸せではなかったのかもしれません。
とても残念ですが、経済最優先で突っ走ってきた結果、
ストレス過剰、競争、戦い、勝ち負け、格差、.....
つながりを失った分断社会の歪みが存在していると言わざるを得ません。
最近起こっていることを見ていると、自分が満たされていないことで、
他人が敵に見えるだろうかと思えて仕方がありません。
分断された社会には、孤独・孤立、被害者意識、行き過ぎた正義感、
不平不満、誹謗中傷、切れる、.... いろんなものが渦巻いている感じです。
そんななかで一番かわいそうなのは、何の責任もない子どもたちです。
無邪気な子どもたちが、子どもらしく育ってこそ、
社会全体の幸せがあると思います。
普通の状態でも、親になるって大変なことです。
それを支える人がいて、初めてできることだと思います。
分断社会では、多くの人が、子育てだけでなく、
さまざまな事柄を抱え込んでしまっています。
つながりがない社会に、成長はないと思います。
もう一つ引用します。
『心を軽くする言葉』小林正観著より
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「夫が砥石」「妻が砥石」「子どもが砥石」。
「砥石」が一つできたことで、「私」という人格は磨かれる。
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夫が幸せ、妻が幸せ、子どもが幸せな社会、
だからこそ、そこに成長が生まれる、
そんな社会が本当に必要だと思います。
どうしたら、「分断」から「つながり」が生まれるのでしょうか?
一つ言えるのは、人間の本質は「つながり」だから、
新たに生み出す必要はなくて、忘れているものを思い出せばよい、
ということです。
では、どんな社会になったら、虐待はなくなるのか?
どうしたら、そんな社会ができるのか?
どうしたら、忘れているものを思い出すことができるのか?
それを考えるのは、「ここいまタウン」をつくろう!です。
https://www.facebook.com/groups/749658085842163/?ref=bookmarks
興味のある方は、公開のグループではありますが、
メッセージとメンバーリクエストをいただけると嬉しいです。
写真は、特に意味がありませんが、
リンクしてシェアしたときに、写真があった方が見栄えがいいので、
散歩中に撮った写真を適当に貼っています。