【Solの徒然詩集】〈7〉ものがたりのアウトライン

くもり空の昭和記念公園。

いつものベンチに座って眺める。

巨大な芝生の広場に、人々が散らばっている。

家族や友人単位で、各々が楽しい時間を過ごしている。

 

見れば、まばらで、バラバラなんだけど、

そこにいる人たちみんなは、つながっている。

母なる大地でつながっている。

そう感じる。

大地の上で、近しい人たちと楽しい時間を過ごす。

その意味でも、つながっている。

 

それは、”もっくん”の力だろう。

母なる大地の ”もぐらの妖精” 。

土の大地の上で集う人たちみんなが、

”もっくん” の恩恵に与っている。

”もっくん” のエネルギーは、残念ながら、

アスファルトやコンクリートの上には伝わらない。

 

やがて、少し空が明るくなり、薄日が差してきた。

ベンチを離れ、しばらく歩くと、

「こもれびの丘」が見えてくる。

 

「こもれび」

何と、温かく、やさしい響きなのだろう。

 

おひさまは、父なる宇宙にあって、

地球をやさしく見守っている。

 

おひさまからは、

”ソーレくん” が、勢いよく、力強く、飛び出してくる。

”ソーレくん” の力強さは、地球に届き、

大気に触れ、丸みを帯びてくる。

そのまま、直接大地に降り注ぐこともあれば、

樹々の枝葉のあいだを抜け、

こもれびの ”ミレイちゃん” となって、

やわらかく大地に届く。

 

父なる宇宙から来た ”ミレイちゃん” と

母なる大地の ”もっくん” は、

そこで、どんな会話を交わすのだろう?

 

おひさまは、Solのあり方や思いを表している。

”ソーレくん” や ”ミレイちゃん” が、

地上で ”もっくん” に出会い、

父なる宇宙と母なる大地がつながる。

そして、生きとし生けるものがつながり、

お互いに作用し合う。

 

Solの「あり方」や「想い」

自然を歩き美しいものに目を向けるSolの「好き」

Solが生み出せる「ものがたり」は、

きっと、そんなところからやってくるに違いない。

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