くもり空の昭和記念公園。
いつものベンチに座って眺める。
巨大な芝生の広場に、人々が散らばっている。
家族や友人単位で、各々が楽しい時間を過ごしている。
見れば、まばらで、バラバラなんだけど、
そこにいる人たちみんなは、つながっている。
母なる大地でつながっている。
そう感じる。
大地の上で、近しい人たちと楽しい時間を過ごす。
その意味でも、つながっている。
それは、”もっくん”の力だろう。
母なる大地の ”もぐらの妖精” 。
土の大地の上で集う人たちみんなが、
”もっくん” の恩恵に与っている。
”もっくん” のエネルギーは、残念ながら、
アスファルトやコンクリートの上には伝わらない。
やがて、少し空が明るくなり、薄日が差してきた。
ベンチを離れ、しばらく歩くと、
「こもれびの丘」が見えてくる。
「こもれび」
何と、温かく、やさしい響きなのだろう。
おひさまは、父なる宇宙にあって、
地球をやさしく見守っている。
おひさまからは、
”ソーレくん” が、勢いよく、力強く、飛び出してくる。
”ソーレくん” の力強さは、地球に届き、
大気に触れ、丸みを帯びてくる。
そのまま、直接大地に降り注ぐこともあれば、
樹々の枝葉のあいだを抜け、
こもれびの ”ミレイちゃん” となって、
やわらかく大地に届く。
父なる宇宙から来た ”ミレイちゃん” と
母なる大地の ”もっくん” は、
そこで、どんな会話を交わすのだろう?
おひさまは、Solのあり方や思いを表している。
”ソーレくん” や ”ミレイちゃん” が、
地上で ”もっくん” に出会い、
父なる宇宙と母なる大地がつながる。
そして、生きとし生けるものがつながり、
お互いに作用し合う。
Solの「あり方」や「想い」
自然を歩き美しいものに目を向けるSolの「好き」
Solが生み出せる「ものがたり」は、
きっと、そんなところからやってくるに違いない。