内部事情_息子との会話に見る自分には見えていないもの

今日はうちの奥さんが忘年会でいなかっこと、

学童もうまくいって、20時までに帰宅できたこともあり、

20代半ばの息子と一緒に、

マンションから30mくらいにある洋食のレストランMotoに行った。

f:id:solcafe:20191213213301j:plain

 

娘が嫁に行き、今は、夫婦と息子の3人で住んでいる。

その息子のおかげで今のSolがあるのだが、

感謝する相手とは言え、なかなか難しい。

 

いつも家で夕食を一緒に食べているが、

ほとんど、彼の母が何かしゃべっていて、

私も時々話すけど、息子の声はほとんどない。

聞いても、返事がはっきり聞こえない。

まあそんなもんだから、期待はしないのだが。

 

いつも外食するときに、プレステ・ポータブルをもっていって、

出てくるのを待っている間にゲームをしている。

今日もそうだった。

いつもなら、食事が始まっても、次が出てくるまでゲームをしたりするが、

今日は、最初の料理が出てきたときに、プレステをしまった。

なんだかちょっと違うなと思った。

 

それでも、今日も、ほとんど会話なし。

仕事のことを聞いても、一言で終わり。

こちらも詮索はしない。

 

ただ、食事の後半に、一言聞いてみた。

「マイクラって知ってる?」

 

「知ってるも、知らないもない」んだそうだ。

そこから、滔々としゃべり始めた。

普通に接していたら、「あー、うー、別に」しか言わず、

日本語をまともにしゃべられないのではと思う息子が、

マイクラについて、流暢に説明してくれるのだ。

すごいじゃないかと思った。

 

昨年学童で3年生の女の子が、たまに「パソコン使いたい」と言って

やっているのを見たら、マイクラだった。

なんとくだらないゲームと思っていた。

マイクラが、マイクラフトだと言ことも知らなかったが、

息子の話を聞くと、すごく深遠なゲームであるようだった。

まさに、マイクラフトできるゲームのようだ。

ちょっと、マイクラを見直したね。

 

そこから発展して、

息子がしょっちゅうやっているネットゲーム「スプラトゥーン」の話、

Egameの話、ゲームのプロの話、

各プロ野球球団がゲームのプロを雇っていて、

ドラフトもありペナントレースもあるという事実(?)

 

私が全く知らない世界を彼はよく知っている。

 

自分が全くしないゲーム、ある意味、悪の温床のように忌み嫌っていたゲーム、

その見方も、たった一度の息子との会話で、

少なからぬインパクトを受けたのである。

 

私の知っている世界では、大丈夫かと思っていた息子が、

私が知らない世界のことについて、

理路整然と話ができる驚き、不思議さ、

そんな体験が、わずかな非日常の中でできたことに感謝。

 

これまでにも、何度か一緒に食事に行き、

彼の関心のないところを聞こうとするとそっけないけど、

ことゲームや漫画になると、結構多くを語ることはわかっていたが、

今回は、あるタイミングで会話ができたことで、

こちらもそれなりに反応できたので、

これまでにない息子の一面を見ることができたと思う。

 

それは、学童に来ている子のゲームに関することを、

次回ブログに書こうと思っていたというタイミングだった。

 

そんな今晩のひとときに感謝。