今日はうちの奥さんが忘年会でいなかっこと、
学童もうまくいって、20時までに帰宅できたこともあり、
20代半ばの息子と一緒に、
マンションから30mくらいにある洋食のレストランMotoに行った。
娘が嫁に行き、今は、夫婦と息子の3人で住んでいる。
その息子のおかげで今のSolがあるのだが、
感謝する相手とは言え、なかなか難しい。
いつも家で夕食を一緒に食べているが、
ほとんど、彼の母が何かしゃべっていて、
私も時々話すけど、息子の声はほとんどない。
聞いても、返事がはっきり聞こえない。
まあそんなもんだから、期待はしないのだが。
いつも外食するときに、プレステ・ポータブルをもっていって、
出てくるのを待っている間にゲームをしている。
今日もそうだった。
いつもなら、食事が始まっても、次が出てくるまでゲームをしたりするが、
今日は、最初の料理が出てきたときに、プレステをしまった。
なんだかちょっと違うなと思った。
それでも、今日も、ほとんど会話なし。
仕事のことを聞いても、一言で終わり。
こちらも詮索はしない。
ただ、食事の後半に、一言聞いてみた。
「マイクラって知ってる?」
「知ってるも、知らないもない」んだそうだ。
そこから、滔々としゃべり始めた。
普通に接していたら、「あー、うー、別に」しか言わず、
日本語をまともにしゃべられないのではと思う息子が、
マイクラについて、流暢に説明してくれるのだ。
すごいじゃないかと思った。
昨年学童で3年生の女の子が、たまに「パソコン使いたい」と言って
やっているのを見たら、マイクラだった。
なんとくだらないゲームと思っていた。
マイクラが、マイクラフトだと言ことも知らなかったが、
息子の話を聞くと、すごく深遠なゲームであるようだった。
まさに、マイクラフトできるゲームのようだ。
ちょっと、マイクラを見直したね。
そこから発展して、
息子がしょっちゅうやっているネットゲーム「スプラトゥーン」の話、
Egameの話、ゲームのプロの話、
各プロ野球球団がゲームのプロを雇っていて、
ドラフトもありペナントレースもあるという事実(?)
私が全く知らない世界を彼はよく知っている。
自分が全くしないゲーム、ある意味、悪の温床のように忌み嫌っていたゲーム、
その見方も、たった一度の息子との会話で、
少なからぬインパクトを受けたのである。
私の知っている世界では、大丈夫かと思っていた息子が、
私が知らない世界のことについて、
理路整然と話ができる驚き、不思議さ、
そんな体験が、わずかな非日常の中でできたことに感謝。
これまでにも、何度か一緒に食事に行き、
彼の関心のないところを聞こうとするとそっけないけど、
ことゲームや漫画になると、結構多くを語ることはわかっていたが、
今回は、あるタイミングで会話ができたことで、
こちらもそれなりに反応できたので、
これまでにない息子の一面を見ることができたと思う。
それは、学童に来ている子のゲームに関することを、
次回ブログに書こうと思っていたというタイミングだった。
そんな今晩のひとときに感謝。