読書メモがいっぱいありますが、旬のものなので、こちらを先に書きます。
今回、岩国に帰って、思ったこと感じたことが、いくつかあります。
まずは、母のこと。
いつも言うのは、「おばあちゃんはどうしとるん。元気にしとる?」。
「おばあちゃん」とは、私や妹のおばあちゃん、本人の母親です。
その本人が92歳なので、記憶は古いままで止まっています。
「お墓に入っとるよ」と伝えても、しばらくしたらまた聞きます。
その他に、言うのはこんなことです。
「ここはようしてくれるけぇ、何も心配せんでええけぇ」
「ありがたや、なんとええ日じゃろうか」
「ありがとうね」
そんな母は、お世話してもらいながら、「しあわせな」いまを生きています。
昔から、小さなお店を切り盛りしながら、
人のお世話をほんとうによくしてきました。
妹によると、そこのグループホームのスタッフの中に、
昔、母のお店「立岡商店」に行って、
母にお世話になったという人がいるようです。
また、出張診療をしてくれる歯医者さんも、
同じように母にお世話になった人だそうです。
残りわずかな時間を、感謝しながらしあわせに過ごしている母に、妹は、
「ようがんばってきたから、よう人のお世話をしてきたからね」
という言葉を返しています。
立岡商店(わたしの実家)は、駅と国立病院の間にありました。
その国立病院は、もう10数年前に移転しました。
そのため、すっかり人通りが減り、お客さんも減って行きました。
中学校の丘を下りたところにそれはあったのですが、
今回、こんな状態になっていました。

調べてみると、こんなものができるようなのです。
『いこいと学びのテラス』
基本方針 ~誰もが支えあう地域支援と交流のまち~
-----------------------------------------------------------
黒磯地区の岩国医療センター跡地においては、
ひな壇状(テラス)の地形を活かし、福祉・科学学習施設を核として、
ふれあい交流施設、自然交流施設、健康増進施設などを配置した
総合的な福祉交流のまちづくりを目指します。
===================================
https://www.city.iwakuni.lg.jp/uploaded/life/50157_528374_misc.pdf
工事完成が、なんと令和7年度中となっていて、
この状態からは???ですが、大半が広場なので、なんとかなるのでしょう。
こういう施設は、東京にもほしいですが、土地的にも人口的にも、
田舎ならではのものなのかもしれません。
オープンしたら行ってみようと思います。
あと一つは、岩国バスです。
今回、2回乗りましたが、両替していたのは一人だけでした。
その人が、千円札を運転手に渡し、運転手が別の千円札を渡していました。
よく見ると、両替機は新紙幣にも新500円玉にも対応していないのです。
お金がないからなの?と、そのときは思っていましたが、
考えてみると、運営母体はよく考えた末に、
限られた資金を有効に使っているのかもしれないな、と思うに至りました。
私は、スイカでもう10年前くらいから支払いをしています。
調べてみると、こんな仕組みになっているようです。
https://www.city.iwakuni.lg.jp/uploaded/life/111411_688214_misc.pdf
見ていると、何かパスのようなものを見せたり、
切符を入れたり、ワンコインを入れたり、人それぞれ違うように見えました。
ベルトが動いている箱に現金を落とすと、
そのままお金は箱の下に消えていきます。
いつも不思議に思っていたのですが、たとえば280円を入れたとします。
10円玉が多ければ、それは、ほんとうに280円なのか、
260円なのかわからないでしょう。
また、区間で料金が違うので、この人はいくら入れるべきなのか、
ワンマンのバスではチェックのしようがありません。
乗客の良心に頼ったシステムだな、と思っていました。
ICカードはもとより、パスや回数券の利用が奨励されていると思います。
ただ、どうしても現金の使用を残さざるを得ないのでしょう。
同じ山口県の周南市に本社を置く防長交通では、
路線バスおよそ220台の運賃箱を、新紙幣にも対応できるようにした、
というニュースがありました。
- 運賃箱自体はそのまま、中身のプログラムだけを書き換える方法をとりましたが、それでも、1000万円以上かかったということです。
という記述がありました。
何回使われるかわからないものに多大な費用をかけなくても、
使った旧紙幣は毎回回収されるので、それを取っておいて、
運転手が都度交換すればすみます。
いかにも「せこいやり方」には見えますが、その方が現実的なのですね。
日本中で、いろんな工夫・努力をしながら、
自治体運営が行われているのだということが、わかります。
ただ、岩国市の人口は、こんなにも減ってきました。
2000年 15.4万人
2020年 12.9万人
2025年 11.9万人
少子高齢化と流出によるものだと思いますが、なすすべもなさそうです。
そんなことを、今回の旅は、教えてくれました。