【ドキュメンタリー】コロナ陽性の身の上④ ハプニング発生

今朝起きたとき、熱は平熱の36.3度になっていました。

発症から6日目、ホテル療養入所から3日目の朝です。

結局、発症、検査からここに至るまでの間、

もらった薬はゼロ、飲んだ薬もゼロです。

血中酸素濃度も正常値なので、看護師からは、初めて退所日の話が出ました。

発症日から10日目の23日、入所に当たりもともと想定していた日と同じです。

それはいいんですが、まだあと5日もあるんですね。

 

昨日まで毎日このブログを書いてきました。

今日からしばらくは、書く必要はないだろうと思っていたのですが、

あるハプニングが発生したので、記憶にとどめるために書くことにしました。

無情で人工的で。虚しく悲しい出来事でした。

 

今日の午前中、来月のシフト表を作るお仕事をするために、

椅子に座ってもたれかかると、危うく転びそうになりました。

見ると、椅子の左後ろのキャスターが完全に外れて床に転がっていました。

とりあえず手で付けたものの、ナットは手では十分締めきれないので、

そこだけ5mm+高くなってしまいました。

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事務局に電話すると、在庫あるので交換するということでした。

12-13時の昼食に時間に、1階に交換用の椅子を置いておくので、

そこまで持ってきて交換してほしいということでした。

スタッフは、部屋まで行けないというわけです。

しかし、そうかなあ、おかしいなと思っていたら電話がかかってきて、

椅子を部屋の前に置いたので、交換してほしい、

出した椅子は後で回収に行くということでした。

 

よかったと思って、椅子を押してドアを開けると、

そこには交換用の椅子がありました。

壊れた椅子を出して、新しいのを入れようとした途端、

無情にも、部屋のドアが「パッタン」と閉まったのでした。

ICカードのカギは、入り口横のキーボックスに差したままでした。

マスクなしで、無防備にも、部屋の外に締め出されたわけです。

その瞬間真っ白、やっちまったってなものです。

 

エレベーターホールの先、10部屋くらい先で、

防護服を着た女性が、ドアを手で押したまま、

何やら真剣に電話で話していました。

こちらのことは一切気にしていません。

掃除の人かと思って、近づいていきましたが、

部屋の中に入ってしまいました。

その部屋のドアは完全に閉まっていなくて、

外には、酸素吸入器か何かの器具が置かれ、

中からは苦しそうな咳が聞こえてきました。

 

上着で口を押えたままの私は、思わずその場を離れ、

エレベーターに乗り、1階に降りました。

事務所で状況を話し(インターフォン)、

結局もう1枚のカギをもらって帰ってきました。

部屋に戻ると、部屋の前にあったのは、椅子1脚だけでした。

もうちょっと早く来てほしかったな。

 

心細くも情けないハプニングでした。

 

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そのあとすぐに昼食となりました。

カツカレーです。

弁当箱にレトルトカレーが入っているので、

そのままチンすると発火すると脅します。

弁当箱にカレーをレトルトから絞り出して、チンして戻って食べました。

 

午後は、この間にやろうとしていた読書兼お勉強をやって過ごしました。

根を詰めたわけではないけれど、かなりしっかりやりました。

気がついたら、15:45の検温のアナウンスがありました。

さすがに疲れたようです。

36.9℃とまた少し上がりました。

横になって寝ると、かなりぐっすり眠ったようで、

気がついたら18時の15分前でした。

熱を計ると36.7℃ということで、

平熱が定着するまでには、まだ至っていないようです。

でも、それなりに元気になってうれしいです。

 

これまでは普通のお弁当でしたが、今日は、お昼はレトルトカレーだし、

夕食は、「深川めし」か「鯛めし」の選択で、ちょっと異色でした。

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これから退所日まで、何も書かないで済むことを願っています。

それにしても、何もしていないのに、毎日いろんなことが起こります。

退屈することはないんです。