今朝起きたとき、熱は平熱の36.3度になっていました。
発症から6日目、ホテル療養入所から3日目の朝です。
結局、発症、検査からここに至るまでの間、
もらった薬はゼロ、飲んだ薬もゼロです。
血中酸素濃度も正常値なので、看護師からは、初めて退所日の話が出ました。
発症日から10日目の23日、入所に当たりもともと想定していた日と同じです。
それはいいんですが、まだあと5日もあるんですね。
昨日まで毎日このブログを書いてきました。
今日からしばらくは、書く必要はないだろうと思っていたのですが、
あるハプニングが発生したので、記憶にとどめるために書くことにしました。
無情で人工的で。虚しく悲しい出来事でした。
今日の午前中、来月のシフト表を作るお仕事をするために、
椅子に座ってもたれかかると、危うく転びそうになりました。
見ると、椅子の左後ろのキャスターが完全に外れて床に転がっていました。
とりあえず手で付けたものの、ナットは手では十分締めきれないので、
そこだけ5mm+高くなってしまいました。
事務局に電話すると、在庫あるので交換するということでした。
12-13時の昼食に時間に、1階に交換用の椅子を置いておくので、
そこまで持ってきて交換してほしいということでした。
スタッフは、部屋まで行けないというわけです。
しかし、そうかなあ、おかしいなと思っていたら電話がかかってきて、
椅子を部屋の前に置いたので、交換してほしい、
出した椅子は後で回収に行くということでした。
よかったと思って、椅子を押してドアを開けると、
そこには交換用の椅子がありました。
壊れた椅子を出して、新しいのを入れようとした途端、
無情にも、部屋のドアが「パッタン」と閉まったのでした。
ICカードのカギは、入り口横のキーボックスに差したままでした。
マスクなしで、無防備にも、部屋の外に締め出されたわけです。
その瞬間真っ白、やっちまったってなものです。
エレベーターホールの先、10部屋くらい先で、
防護服を着た女性が、ドアを手で押したまま、
何やら真剣に電話で話していました。
こちらのことは一切気にしていません。
掃除の人かと思って、近づいていきましたが、
部屋の中に入ってしまいました。
その部屋のドアは完全に閉まっていなくて、
外には、酸素吸入器か何かの器具が置かれ、
中からは苦しそうな咳が聞こえてきました。
上着で口を押えたままの私は、思わずその場を離れ、
エレベーターに乗り、1階に降りました。
事務所で状況を話し(インターフォン)、
結局もう1枚のカギをもらって帰ってきました。
部屋に戻ると、部屋の前にあったのは、椅子1脚だけでした。
もうちょっと早く来てほしかったな。
心細くも情けないハプニングでした。
そのあとすぐに昼食となりました。
カツカレーです。
弁当箱にレトルトカレーが入っているので、
そのままチンすると発火すると脅します。
弁当箱にカレーをレトルトから絞り出して、チンして戻って食べました。
午後は、この間にやろうとしていた読書兼お勉強をやって過ごしました。
根を詰めたわけではないけれど、かなりしっかりやりました。
気がついたら、15:45の検温のアナウンスがありました。
さすがに疲れたようです。
36.9℃とまた少し上がりました。
横になって寝ると、かなりぐっすり眠ったようで、
気がついたら18時の15分前でした。
熱を計ると36.7℃ということで、
平熱が定着するまでには、まだ至っていないようです。
でも、それなりに元気になってうれしいです。
これまでは普通のお弁当でしたが、今日は、お昼はレトルトカレーだし、
夕食は、「深川めし」か「鯛めし」の選択で、ちょっと異色でした。
これから退所日まで、何も書かないで済むことを願っています。
それにしても、何もしていないのに、毎日いろんなことが起こります。
退屈することはないんです。