季節はめぐる。
時間は循環しながら流れていく。
4月初旬。
それはまた、春の初旬でもある。
普通の住宅街をゆっくり歩く。
ただ歩けば、そこはただの住宅街。
でもね、そこにも樹々があり、
草が生え、花も咲いている。
人は本来、そういう草木花が大好きだ。
だから、住宅街のおうちにも、
樹や草花が植えられている。
人間の世の中がどうであれ、
その草木花をじっくり眺めてみると、
そこは、もう別世界。
お花は、見るだけで美しい。
色とりどりの花の色と形、
派手なものもあれば、
ひっそりと可憐なものもある。
そのどちらもが美しい。
この時期、葉っぱが特に美しい。
新芽が芽吹き、若葉の薄緑がさわやか。
葉っぱ、緑だけじゃない。
赤い葉もある。
緑でも赤くても、新芽のときには淡い色。
それがだんだん濃くなっていく。
なかには、赤い若葉が、見事な緑になるものもある。
つぼみもあれば、いろんな形の実もある。
小さな自然って、どこにでもあるよ。
ただ見ているだけで楽しくなるね。
季節はめぐり、時間は循環しながら流れていく。
春は、そんな草木を通して、人々に希望を届けてくれる。
ありがとう。