【Solの徒然詩集】〈10〉希望

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季節はめぐる。

時間は循環しながら流れていく。

 

4月初旬。

それはまた、春の初旬でもある。

 

普通の住宅街をゆっくり歩く。

ただ歩けば、そこはただの住宅街。

 

でもね、そこにも樹々があり、

草が生え、花も咲いている。

人は本来、そういう草木花が大好きだ。

だから、住宅街のおうちにも、

樹や草花が植えられている。

 

人間の世の中がどうであれ、

その草木花をじっくり眺めてみると、

そこは、もう別世界。

 

お花は、見るだけで美しい。

色とりどりの花の色と形、

派手なものもあれば、

ひっそりと可憐なものもある。

そのどちらもが美しい。

 

この時期、葉っぱが特に美しい。

新芽が芽吹き、若葉の薄緑がさわやか。

葉っぱ、緑だけじゃない。

赤い葉もある。

緑でも赤くても、新芽のときには淡い色。

それがだんだん濃くなっていく。

なかには、赤い若葉が、見事な緑になるものもある。

 

つぼみもあれば、いろんな形の実もある。

 

小さな自然って、どこにでもあるよ。

ただ見ているだけで楽しくなるね。

 

季節はめぐり、時間は循環しながら流れていく。

春は、そんな草木を通して、人々に希望を届けてくれる。

ありがとう。