Sol Cafe 『幸せの栖(すみか)』

「ここいまタウン」への歩み

【学びの時間】食事・睡眠・運動のどれが大事?

『老後をやめる』(小林弘幸著 朝日新聞出版)から学びます。

引用ではなく、まとめています。


著者の父はとっても元気な92歳です。

その父がいつも元気で居られる「4つの理由」を著者はこう分析しています。

---------------------------------

  1. 仕事をしている(賃金労働である必要はない)
  2. 体を動かしている
  3. 人とのつながりがある
  4. 性格が明るい

===================

  1.  「はたらく(傍を楽に)」をしている、今日用事があるということかな?!
  2.  億劫がらず何でもやる、散歩も好きということかな?!
  3.  今日行くところがある(会う人がいる)ということかな?!
  4.  陽気ではなくても、何事にもくよくよしないということかな?!

と勝手に思っています。

 

次は、「老後の3つの不安」です。

アンケート結果の上位です。

------------------------------------

  • 「健康」: 「自分が病気になる」76%  「介護が必要になる」73% 「認知症を患う」68%
  • 「お金」: 「収入が減ってしまう」33% 「資産が予定より早く枯渇してしまう」32%
  • 「孤独」: 「社会のつながりが希薄になる」33%

======================

将来の不安については、前回、書きました。

将来のことを考えて悩んでもしかたないわけです。

なるようにしかならないけれど、なんとかはなるものなんですよ。

動けている限り。

 

食事・睡眠・運動、どれも大事です。

---------------------------------------

自律神経の老化を防いで若々しくいるためには、

食事・睡眠・運動の3点が重要。

この3つのうちどれが一番重要か?

答え:「運動」

それは、「動かない」は、「食べられない」「眠れない」に直結するから。

=======================

なるほど!

著者の父の「4つの理由」もすべて「動くこと」です。

 

現代人の疲れには、2つのタイプがあります。

--------------------------------------

その一つは、「脳の疲れ」。

おもに人間関係から生まれるもので、

著者曰く、ストレスの9割は人間関係とのこと。

 

もう一つは、「座りっぱなし」。

人体の筋肉のうち7割を占めるのが脚の筋肉なので、

座りっぱなしだとこうなる。

座りっぱなし ⇒ 脚を動かさない ⇒ 脚の筋肉の血流が悪くなる

⇒ 酸素や栄養が細胞の隅々まで行き渡らなくなる

⇒ 老廃物や疲労物質も処理できなくなる ⇒ 疲れ

 

オーストラリアの研究機関の調査によると、

座っている瞬間が1日4時間未満の人に比べて、

8~11時間の死亡リスクは15%、11時間以上だと40%増加する。

糖尿病、纐纈ある、脳梗塞、心疾患、がん、うつ病、認知症など、

さまざまな病気の引き金になるともいう。

WHOも座りすぎは、タバコやアルコールより危険であり、

世界で年間200万人の死因になると警告している。

========================

私個人的には、長いこと座っていることはできないのですが。

デスクワークしてましたが、ちょろちょろと動いていました。

 

さらに、「心・技・体」ではなく「体・技・心」なんです。

----------------------------------------

最初に整えなくてはいけないのは「体」。

からだのコンディションが悪いと、いくら心が整っていても、

充実した毎日を送ることはできないし、

技(生活習慣、趣味など)を持っていたとしても、

全力で打ち込むことができないからです。

(中略)

ところが多くの人は、心を整えようとしがちです。

やる気を出そう、ポジティブになろう、穏やかでいよう、...。

そう思うのは悪いことではありませんが、

体がついてこなかったら意味がありません。

=====================

からだが元手ですね。

実感としても、これは間違いありません。


老後とは何か?

--------------------------------------

一言で言うとしたら「動かなくなること」です。

肉体的にも、精神的にも、動けなくなる、動かなくなる、

動こうとしなくなる、それが老後というものです。

老後をやめようと思うなら、とにかく動くこと。

動いていると体力もつき、自律神経のバランスも良くなってきます。

======================

動くためには、好奇心、忍耐力、やりきる力などなど、

非認知能力が必要だと思います。

 

こうやって、読んで考えてみると、子どもの頃の過ごし方が大事なんだ、

そう思えてきます。

 

写真に意味はありませんが、

リンクしてシェアしたときに、写真があった方が見栄えがいいので、

手元にあった写真を適当に貼っています。