火事場の馬鹿力はその人の本来の能力

昨日のことです。

JR昭島駅のホームで、杖を持っている中年の女性が歩いているのを見ました。その杖をつくこともなく、追いつけないくらいのものすごいスピードで歩いていたのです。見ていると、先頭車両の優先席のあるドアの位置で、一番に乗り込めるポジションを確保することが目標だったようです。

 

別のドアから入った私もうまく座れて、この本を読み始めると、前書きに「火事場の馬鹿力」の例が書かれていたのです。この二つです。

 

昔の蓄音機(ビクターのクレデンザ)を丁寧に使っている人がいて、火事になったとき、それを一人で運び出したそうです。それは、80-90Kgあって、とても一人では動かせない代物でした。

 

また、下宿先のおばあさんは、腰が曲がって、畳をなめるような格好をしていて、動作もこれ以上ないくらいノロノロしていました。寝ているときに地震が起きたとき、「地震ですよ、お逃げなさい、はやく」と声をかけ、アッという間にいなくなったそうです。ちゃんと位牌と貯金通帳を持って。

 

いかに咄嗟のこととはいえ、持っていない力は出せないわけですから、実は平素でも、そういう力はあるのです。それを使わないで暮らしているわけです。

 

脳が制約をかけてしまうと、持っている力を発揮できなくなるようです。

  • できない
  • しかたがない
  • どうせ

といった気持ちになると、脳はその通りだと信じてしまいます。

それは、私にも多分にあることです。

 

では普段どうしたらいいのか?

それは、空振りでもいいから、

  • きっとできる
  • 自分には力がある
  • できたらこんなにいいことがあるだろう

そういう気持ちになればいいわけです。

 

そして、枠を取っ払った夢を描いてみると、脳は現実と想像を区別できないので、その方向に導いていってくれます。

 

そのためには、やはり、これまで学んできた「ドリームマップ」や「育自のための小さな魔法」は、人の可能性を引き出すのだなと思います。

  • 自分を知り
  • 自分の能力を信じ
  • 夢を描いて行動する

これは幸せなことですね。

幸せを感じるからこそ、できることでもありますね。

 

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