【学びの散歩道】子どもたちの将来は大丈夫なのだろうか?(26) サンマをつくり出す

放課後NPOアフタースクールという団体があります

私たちについて | 放課後NPOアフタースクール (npoafterschool.org)

 

『子どもたちの放課後を救え!』(川島敬二郎著 文藝春秋)は、

この放課後NPOアフタースクール設立の物語です。

 

放課後NPOのホームページに興味深い記事がありました。

 【小学生の放課後の過ごし方に関する独自調査結果発表】 「放課後にもっと友達と遊びたい」小学生76.2% 友達と遊ぶ頻度「週1回以下」70.9% | 放課後NPOアフタースクール (npoafterschool.org) 

です。

 

友だちと遊ぶ頻度が、週1回の子が7割もいるというのは、

にわかに信じがたいです。

でも、毎日塾や習い事をしていれば、そうかもしれないなと思います。

それは、本当に残念なことです。

 

だからこそ、放課後NPOは、想いを持った人たちによって、

さまざまな困難を克服して、いま地盤を築きつつあります。

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平岩らは、

「ゲームより面白く、塾より学びがある放課後を!」

をコンセプトに、学校を家庭に加わる「地域の力」になりたいという。

学校は朝8時から午後3時まで「読み書き算盤」を教える。

地域は午後3時から6時まで「放課後の遊びの面倒をみる」。

そして、家庭は午後6時から朝8時まで「基本的な生活習慣としつけを教える」。

それぞれの役割を明確にしたうえで、

「学校」「地域」「家庭」の三位一体で、子どもを見守る。

「地域」のコーディネーター役の「放課後NPO」は、

第3の大人に出会う「実践型、継続型、発表つき」の質の高いプログラムを行い、

子どもの「心のスイッチ」を入れることを目指す。

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その代表が、平岩国泰という方です。

平岩国泰 | 私×放課後インタビュー | 放課後はゴールデンタイム (npoafterschool.org)

 

実は、私は、この方とFacebookでのお友だちで

2度お会いしたことがあります。

 

まだ、還暦前、仕事をしながら「NPO最高の居場所」の理事をしていたとき、

どこかのイベントに参加したとき、平岩さんが登壇されていました。

覚えていないのですが、何か響くものがあったのでしょう、

イベントが終わってから、名刺交換して、

少しお話を聞いたように記憶しています。

当事は、子どものことや放課後のこととは全く無縁だったのですが、

なぜ興味を持ったのか、不思議で仕方がありません。

このブログにも何も書いていないのです。

 

その後、アポイントメントをとって、確か世田谷だったかの学校内の

アフタースクールの事務所に、平岩さんに会いに行きました。

最高の居場所との連携ができないかと思ったのですが、

それは実現できませんでした。

 

過去のブログを紐解いてみると、還暦前にも、

教育や、子供の成長に興味があったんだなということがわかります。

変容のとき④ 前を向いていくだけの本当の人生のスタート - Sol Cafe 『幸せの栖(すみか)』 (hatenablog.com)

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会社人から社会人への旅立ち後、

「カタリバ」や「アフタースクール」に興味を持ち、若干関わりました。

また、その関連の内容で、昭島市長に手紙を書いたことをきっかけに、

何の役にも立っていませんが、児童福祉審議会市民委員もやっています。

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市民委員になったのも、平岩さんとのやり取りからです。

結局それは、私が望むものではなく徒労に終わりましたが、

ここに至る経緯の中で、それなりの意味があったことだと思います。

 

2012年からの「会社人から社会人へ」の行動、

今から思うとよくやったぜ、「いーぜ、いーぜ」なのですが、

行動を起こすことの大切さを、このブログを書きながら、

過去を振り返って感じます。

 

還暦後、ドリームマップの先生として学校に行ったり、

学童クラブでパートの仕事をしたりと、

子どもの未来を支えるお仕事に導かれてきたと思っていたのですが、

実際には、15年以上も前の

大前研一のBBT(ビジネス・ブレイクスルー)経営塾の論文で、

フィンランドの教育を取り上げていたのでした。

もうそのころから、無意識にこの道を歩んでいたんだなと思えます。

 

いまや、私も、かなりスケールや内容は違いますが、

平岩さんと同じ子どもたちの放課後を守る仕事、

サンマをつくり出す仕事をしているのです。