【学びの時間】過去はない、未来もない、あるのは

田坂塾のメールに載っていた記事情報から学びます。

もとは、『人生の成功とは何か』に書かれているようなので、

今度読んでみようと思い、図書館にリクエストしています。

 

成功については、この3つの拠り所の段階があります。

  • 「勝者の思想」
  • 「達成の思想」
  • 「成長の思想」

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「勝者の思想」は、「財産を築く」「地位や名声を得る」など。

日本では受験戦争や偏差値教育によって、

子どものころから人との競争が求められています。

そうした過程で、人との競争に勝つことが人生の成功につながる、

という考え方が刷り込まれてしまうのです。

そして社会に出れば、そこにも、

「勝ち組」「負け組」という言葉が溢れています。

しかし、そこには大きな落とし穴が存在しています。

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この思想だと、敗者多々、勝者極少という現実がありますね。

数少ない勝者でさえ、つかみ取った「勝ち組」というレッテルにしがみついて、

醜い結末を露呈しかねないのです。

必ず驕りが生まれるでしょう。

 

そこに、Facebookに書いた「味わいことばノート」96が思い出されます。

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「人間は、本当に自信がないと、謙虚になれない。

 本当に強くないと、感謝ができない」

(河合隼人 臨床心理学者)

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これも田坂塾で得た言葉ですが、

「勝ち組」「負け組」という思想をはるかに超えた人のあり方、真実ですね。

 

この自信とは何か?

かつてこんなことを書いていました。

【学びの時間】自分に自信を持っていますか? - Sol Cafe 『幸せの栖(すみか)』 (hatenablog.com)

 

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「他人との闘い」ではなく「自分との戦い」に意義を見出すこと、

すなわち「達成の思想」を抱くとき「個性の輝き」が出てきます。

「勝者の思想」よりは、よほど成熟した思想ですが、

その思想では救われない人がいるのも事実です。

それはどんな人かというと、志半ばで大病に倒れた人などです。

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最後の「成長の思想」は、著者の大病の体験から、

こんな言葉で表されています。

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「この今日という一日を、恐怖心のために失うことはしない。

今日という一日を精一杯の想いで生きよう。

感謝の心で生きよう。そう覚悟したのです。」

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それは、この言葉によって象徴されています。

  • 「人間死ぬまで命はある」
  • 「過去はない、未来もない、あるのは、永遠に続く今だけだ。今を生きよ。今を生き切れ。」

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「夢」や「志」とは、達成の思想の視点ではない

成長の思想における成長の方法にあります。

私たちの人生の真の目的である「今を生きる」ために

「成長し続ける」ためにこそ、夢や志を抱き語るべき。

私たちが本当に成長したとすれば、

前よりも「心の世界」が見えるようになっているはずです。

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「心の世界」が見えるとは?こんなことのようです。

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「相手の心」の細やかな動きに気づき、無言の声が聞こえるようになる。

リーダーになって求められるのが、「集団の心」が見えるようになること。

最も難しいのが「自分の心」が見えるようになること。

それは、心の奥深くにある潜在意識のことだから。

腹を据え、いまを生きるようになると、

自分のエゴの動きが見えるようになってくる。

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やはり、なによりも自分に心を向けることが大事ということですね。

「成長」とは、他人と比べるものではなく、

自分自身のあり方の変化なんですから。

 

写真に意味はありませんが、

リンクしてシェアしたときに、写真があった方が見栄えがいいので、

散歩中に撮った写真を適当に貼っています。