葛きりを思う

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なぜか、「葛きり」ってすごいな、美しいな、そしておいしいなと思うんです。

私が葛きりというものを知ったのは、ドイツに家族で行っていたときです。

鍋物をするときに、わが家では糸こんにゃく(しらたき)を入れるのですが、

ドイツにはそれがないので、乾物である葛きりを買って代用していました。

私は、その時、これいいなと思っていました。

 

葛って何?

こういうものを始めて作った人、すごいね。

そう思ったものです。

 

先日、鍋物をするときに、糸こんにゃくを買い忘れていました。

確か、葛きりがあった記憶があると思って探すと、奥から出てきました。

賞味期限もまだ半年しか過ぎていないので、OKです。

 

他のものにはあまり感じない、

すごいなという畏怖感と、食感への愛着感を、なぜか葛きりには感じます。

 

そもそも、葛って何?ということで、調べてみました。

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野山を散歩するときに、よく見かけるこれだったんです。

 

葛きり:

  • 葛粉を水で溶かし、型に入れてから加熱し板状に固めたものをうどんのように細長く切った麺状の食べ物。
  • ゼラチンや寒天は加熱してから冷却する事でゲル化するが、葛きりは澱粉なので加熱する事でゲル化する。

 葛粉:

  • マメ科のつる性多年草、秋の七草の一つであるクズの根から得られるデンプンを精製して作られる食用粉。
  • 葛粉は体を温め血行をよくするとして、風邪の対症療法として葛根湯や胃腸不良の時の民間治療薬として古くから利用されてきた。
  • 葛粉は供給量が少ないため、葛ではなくジャガイモ澱粉などを原料にして葛切りを模した食材が一般に使われるようになっているが、ジャガイモ澱粉は体を冷やす作用がある。
  • 葛根湯は、葛根や麻黄などを原料とする漢方方剤の一種。

万葉のころから食べられていたんですね。

 

先日、鍋に使った残りの半分を、サラダにしてみました。

腰があってとってもおいしい!

これから、何度か作って食べることになりそうです。

 

100%葛粉ではなく、じゃがいもが入っていますが、

透明度があっておいしければ、それで満足です。

 

「ここいまタウン」にも葛が茂っていて、

葛粉をつくり、葛きりをつくって、おいしく食べることにしよう!

あえて言うなら、葛の根からの葛100%葛きりをつくりたい。

どんな味がするだろう。

 

「ここいまタウン」には、大和芋・山芋・長芋、いろいろあります。

それぞれ微妙に違うようですね。

これ一般常識?日本人なら知っておきたい「大和芋・長芋・山芋」の違い - macaroni

 

そんな根菜や芋が、押くく食べられるのがここいまタウンです。

「ここいまタウン(仮称)」をつくろう!