味わいことばノート 113, 114, 115 & 116 愛とは?

『何があってもだいじょうぶ!』芳村思風より

 

味わいことばノート 113

 

 

味わいことばノート 114 「愛」と「恋」の違いとは何か?

 

長所に惚れるのは恋。

恋しいという心情は離れているために生じる。

短所も含めてすべてを受け入れ許すのが愛。

 

恋は相手を理想化し、相手の本当の姿を見えなくする。

一緒に暮らすと短所が見えてくる。

恋の病は、結婚すれば完治する。

人間が人間を愛するということは、不完全な人間を愛すること。

長所も短所も愛すること。

短所を愛するためには、努力が必要。

 

夫婦関係は、まさに人生最大の”行”。

人を成長させる人間修業の場。

愛を感情や情熱だと思っているから、愛が冷めたから別れましょうとなる。

価値観の違い、性格の不一致という理由で別れる。

嫉妬によって関係性を破壊してしまう行為は、真実の愛ではない。

自分では愛だと思っている自己中心的な感情であり欲望であり執着。

真実の愛は、待つ力、耐える力、話す力、信じる力、愛し抜く力。

 

 

味わいことばノート 115

 

「真実の愛とは、考え方の違う人と共に生きる力」

 

違いを理由に対立し、説得するのではなく、

相手の考え方のいいところを見つけ、学んで少しだけ学んで取り込んでいく。

そして、自分の考えを成長させる。

「同じ考え方の人としか仕事ができない」

「同じ価値観の人としか暮らせない」

これは、自分しか愛せない、自分勝手な愛。

価値観も考え方も違う人と、

どうしたら一緒にやっていけるかを考えることが愛。

人の役に立つことに喜びを感じることを「愛」という。

 

 

味わいことばノート 116

 

「愛は能力」


愛は、情緒・感情ではなく、理性と同じ能力。

愛は能力だから、実力として成長させることができる。

愛は、理性に変わるこれからの時代の問題解決能力。

理性で合理的に解決するのではなく、愛があれば問題は、問題ではなくなる。