【学びの時間】甲・辰・三碧木星の年

今年もまた、この本を買ってみました。
今年は、甲・辰・三碧木星の年です。

 

天の気:甲(きのえ)

  • 甲は、硬い殻をかぶったものの象徴。
  • 春先に芽吹く植物の新芽は、冬の間、鱗状の硬い皮に守られている。この状態が甲で、やがて新芽が出るということから、甲には「はじめ」「はじまり」などの意味がある。
  • 甲は新たな生命、新たな創造や開発という意味に通じ、改革・革新をすべく新たな法律や制度を制定しようと機運が高まってくる。
  • 難しいことを突き破るという意味から、旧体制の岩盤をぶち破って、世の中には革新の気が満ちてくる。
  • 甲は狎に通じ、『書経』には「因って内乱に狎れる」とある。すなわち、甲は「なれあい」を意味する場合があり、甲の年は、改革の機運が高まると同時に、旧来のしがらみや利権を払拭しきれずに、なれあいの末、改革は中途半端に頓挫する危険も孕んでいる。

地の気:辰

  • 辰の字の意味は諸説あるが、辰は蜃の象形で、二枚貝が殻から脚を出して運動するさまを表す。(※この後いろいろ書かれているが難しいのでスキップ)
  • 辰の意味は、荒れ地を本格的に開墾して作物を育てていくことをいう。
  • 辰は、震に通じ、進と伸に通じるから、陽気が動いて、草木は旺盛に伸長し、いよいよあらゆる物事が盛んになっていくということ。
  • 辰の字の厂は、崖。それも、そそり立つような大きな崖を意味し、陽気が壮んで勢いがあっても、大きなことをやり遂げるのは簡単ではないことを表している。
  • 厂の中は、その下で働いている人の姿を指す。門を開いて意気揚々と、荒れ地のイバラを刈り取り、開拓を進めたものの、大きな崖にぶつかって立ち往生している人の姿。
  • 辰の厂のない字の二は、上・天・神・理想を表す指示文字で、崖に遭遇した人が、天に祈り、神仏に救いを求めている。すなわち、人知では解決できない問題が起こる可能性のある年であるということ。
  • しかし、二は理想も表していて、振・伸・震とも通ずる。だから、辰はめげない。勇気をもって紆余曲折の末に、たまった内にある強大なエネルギーを奮って、前進の努力をする一年となる。

甲・辰の年は、革新を進めようという動きと、それを阻もうとする動きがぶつかり合い、新旧対立の年となる。

 

人の気:三碧木星

  • 本籍地は東で「生旭日」。朝日が生まれることを意味しており、朝日が昇ることによって、新たな一日が生まれる。
  • すなわち、世界が朝日に照らされて、新たなことが始まる。
  • 経済面では技術革新が起きて、生産性が飛躍的に向上する。
  • 三碧木星は、朝を表し、一日のスタートではあるのだが、厳密には、変化は夜中から始まっている。暗がりの中で秘かに始まっていたものが、朝日の到来で、いよいよ日の目を見ることになるというのが、三碧木星の年である。
  • 三碧木星は、振動という意味から、感情の起伏も表し、それゆえに、この年は驚くようなことが頻発する。嘘や詐欺も横行する。

甲・辰・三碧木星の年

  • 世界は新たな枠組みで動き出そうとしている。
  • 政治も経済も軍事も、第二次世界大戦以降に構築された国際協調の枠組みそのものが書き換えられようとしている。
  • 全世界的なものだから、数年ですべてが書き換わることはないにしても、その動きは巨大なうねりとなって世界中に波及していく。
  • 三碧木星の年は、未来を見据えて積極的に動かなければ、混沌とした年になる。自らが方針をはっきりと打ち出さなければ、崖にぶつかって先に進めなくなるだろう。
  • 殻を破って目を出す年だから、内向き志向から外向き志向に切り替える必要がある。

昨年は、私の「七赤金星」の月々の運勢の確認とその月の振り返りを、

毎月やって、ここに投稿しました。

その結果、この本に書かれているのは、ある意味バリバリに仕事をしている、

働き盛りの人たちを対象にしていると感じています。

私のように、それを経て、

競争や金銭欲から離れた生き方をしている者にとっては、

内容が重たすぎると感じています。

今年2024年の七赤金星の運勢を読んでみましたが、ゲゲッとする内容でした。

「2023年に人生の大転換を引き受けたのに、また更に大変な....」

と書かれています。

昨年は変化はありましたが、流れに身をまかせただけです。

私にとっての人生の大転換の引き受けは、2008年だったのです。

だから、ここに書かれている内容を、毎月追いかけていくとなると、

変なストレスがたまりそうなので、やめておくことにしました。

 

いずれにしても、いま世の中は、希望の未来に向けて大転換の最中にあり、

新旧がぶつかっていろんなことが起こる時代、

そして、自然も黙ってはいない時期に入っているのは確かです。

その認識を持ちながらも、

日本や世界の憂いを自分で引き受けるということでもなく、

無責任な評論家的なことを言い続けるでもなく、

自分の手の届くところで、自分にできることをやり続けていくほかありません。

 

今日の午前中にここまで書いて、夕方投稿する予定でした。

すると、能登で大きな地震が起きてしまいました。

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  • 2024年は、火山活動が活発になり、世界各地で地震による被害が多発するから、備えを万全にしておきたい。
  • 津波の被害も出るため、大した地震ではなかったからといって安心せずに、津波情報を確認をして、すばやい避難を心がけること。

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という、この本に書かれていることが、

まさに今目の前のニュースで、現実のものして語られています。

2024年、波乱の幕開けとなりました。