【田坂塾便り】第530便 「プロフェッショナルの道を歩むために」
からの学びです。
いまの私は、プロフェッショナルという言葉からは遠く離れた存在です。
しかし、よく考えてみると、海外を飛び回り、
会社にそれなりの売り上げや利益をもたらし、
それなりの報酬を得ていた会社人時代は、
お金を稼ぐという意味ではプロだったのでしょう。
しかし、プロという自覚もスキルがあったとは言えません。
所詮、ジェネラリストであり、サラリーマンだったように思います。
そんな私が、田坂さんの言われる
「プロフェッショナルの道を歩む心構え」を読むと、
それは、かつての私も大事にしていたように思います。
そしていまも、まったく違った形で、大事にしていると思えるのです。
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第一は、「相手の時間を大切にする」ということです。
- 自分と接した相手に有意義な時間を過ごせたと感じてもらえたかどうか。
- 「この人と会えて良かった。また会いたい」と思ってもらえたかどうか。
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何事も基本はこれだと思います。
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第二は、自分の時間を大切にすること。
- 戦略思考が重要。戦略とは「戦いを略(はぶ)く」と読む。
- 貴重な人生の時間を無駄にしないためには、戦略思考を身につけ、時代の先を読み、キャリア戦略を立てることが大事。
- 時代の先を読むとは何か。たとえばこれから知識社会で何が起こるか。
- 知識社会とは、知識が価値をもつ社会ではない。知識社会とは、知識が価値を失っていく社会。
- 専門的な知識を身につけただけでは活躍できない。必要なのは「職業的智恵」。スキル・センス・テクニック・ノウハウと呼ばれる「言葉で表せない智恵」。
- 知識社会で活躍するのは「職業的智恵」を身につけたプロフェッショナルであり、「専門的知識」を身につけただけのナレッジワーカー(知的労働者)は、人材市場で「求められる人材」になれても、「活躍する人材」にはなれない。
- 「職業的智恵」とは、スキルやテクニックなどの「技術」だけでなく、その奥にマインドやハートと呼ばれる「心得」を伴ったものである。
- プロをめざすためには、自己投資が欠かせない。
- 投資すべきは「資金」ではなく「時間」である。
- ビジネスマンが投資すべきは、「すき間時間」「週末の時間」ではなく「業務時間」である。
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「相手の時間を大切にする」ことは、たやすいことではありません。
それができるのは、「自分の時間を大切にする」ことができる人。
それは、自己投資ができている人。
自己投資ができている人とは、
- マインドやハート、志のある人
- 自分で考えることのできる人
- 一方で、自分にないものは他人に頼ることのできる人
- 目の前にあることに、集中し時間をかけることができる人
- それを継続できる人
私にはそう思えました。
世の中に、人とのつながりのない仕事や活動はないと思います。
やっていることの先に、必ずその恩恵を受ける人がいるのです。
幸いにも、今の私には、放課後子ども教室、i-ze(いーぜ)のワークショップ、
ドリームマップ、そのいずれも、直接その相手に接することができています。
自己投資することによって、これだけのものが得られるようです。
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自己投資のリターン
- 知識や智恵が身につく(ナレッジ)
- すぐれたプロの上司は先輩との関係が築かれる(リレーション)
- 上司や周囲から信頼が得られる(トラスト)
- 社内での評価や評判が高まる(ブランド)
- 人間的に成長する(グロース)
互いにシナジーを生み、自己増殖していく。
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自己投資と言えば仰々しいです。
投資という感覚ではなく、今の私にとっては、自分のやりたいこと、
楽しいこと、得意が活かせること、そして、人が喜んでくれること、
それをただひたすらやることがすべてです。
写真に意味はありませんが、
リンクしてシェアしたときに、写真があった方が見栄えがいいので、
散歩中に撮った写真を適当に貼っています。