『発達障害グレーゾーン』(岡田尊司著 SB新書)より
ジェフ・ベゾスの祖父のことば
「ジェフ、賢くあるよりも優しくあるほうが難しいと、
いつかわかる日が来るよ」
同じ本から、以下のことを学びました。
<勉強が苦手になる5つの原因>
- 知的能力が全般に低い「知的障害」 知能のグレーゾーン「境界知能」
- 言語面の能力だけが低い「言語障害」
- 全般的な知能は正常範囲なのに、ある領域の学習能力だけが極端に低い「学習障害」
- 注意力や課題遂行の能力の問題のため、集中力が維持できなかったり、提出期限が守れなかったりして、学業に支障をきたす「ADHD」
- こだわりが強く、関心が偏ってしまうために、好きな教科しか勉強できなかったり、細部にばかり気をとられ、効率の良い勉強ができず、よい成績が取れない「ASD(自閉症スペクトラム症)の傾向をもつ場合
<学習障害の6つの領域>
- 文字の読み:音読が苦手ということに、もっと顕著に表れる
- 文字の理解:読解力が弱く、文章の意味が理解できない
- 綴字の困難:文字を綴ることが困難で、ひらがなやカタカナが正確に書けない、漢字が書けない、アルファベットの綴が覚えられないことがある
- 作文の困難:思考を文章化して表現したり、文法的、語法的に正しく表現することができない
- 数字の理解や計算の困難:数が何を表しているかを理解したり、計算をしたりするのが難しい
- 数学的推論の困難:問題文から情報を整理して立式したり、パズル的な問題を解いたりするのが困難(数学の応用問題、思考問題が極端に苦手)
1.2.を合わせて「読字障害」
3.4.を合わせて「書字表出障害」
5.6.を合わせて「算数障害」
障害のあるなしにかかわらず、私たちは誰もが、
上記のどれかの面を持っていると思います。
その程度の大きいのが障害と言われるのです。
この本の題名でもある「グレーゾーン」は、
障害とは言えないけれど、その傾向が強い人達のことです。
発達障害と診断された人より、
グレーゾーンにいる人の方がつらいと言われます。
毎日、放課後子ども教室には子どもたちがやって来て、遊びます。
昨日から夏休みがスタート、朝からわんさかやってきました。
特別支援に行っている子も来ます。
でも、その遊び場では、みんな個性のある子たちです。
それが、学校という教育課程の中で、
毎日毎時間、同じ教科書やドリルをやっていくのです。
考えてみれば、これだけ難しいことはないよなって思われます。
だからこそ、放課後子ども教室は、
子どもたちみんなが個性を発揮する場、
それぞれが、遊びや関係性の中から、
いろんな気づきを得て成長していける場であってほしい、
そう思っています。
写真に意味はありませんが、
リンクしてシェアしたときに、写真があった方が見栄えがいいので、
散歩中に撮った写真を適当に貼っています。