【遊びの散歩道】百均という驚異

来月で3学期も終わり、間もなく子どもたちはそれぞれ、

上の学年に進級していきます。

この一年元気でありがとうという気持ちを込めて、

3月中旬に、「お楽しみ会」をやることを決めています。

まだ何も具体化していませんが、

楽しいゲームをやって景品も用意しようと思っています。

 

ダイソーにこんなものを売っているのですね。

試しにわざわざ買ってくださった人がいました。

12歳以上と書かれていて、とてもピースが小さいので、

低学年の児童にはちょっとハードルが高そう。

だから、私たちで作ってみましょうということで、開けてみて愕然!

「これ、空き時間には無理!」となって、

私が一つ持って帰ってくることになりました。

 

まずは、部品を仕分けしてみようと書かれていましたが、

面倒なので、いきなり作り始めました。

頭ができました。

ここまではある意味スイスイでした。

「意外と簡単じゃん!」「さすがだね!」と思ったのもつかの間、

胴体の部分を作り始めて、部品がないことに気が付いたのです。

きっと間違えて使ってしまったと思われます。

いくら探してもないので、泣く泣く解体し、部品の仕分けをしてみました。

これいくつあると思います。

優に百個を超えています。

必要な部品は、111個。

多めに入っているということで、127個あったはずです。

ここまでですでに1時間が経過していました。

3から4段重ねになるのですが、1段だけだと合体していないので、

ばらばらの状態です。

だから、2段ずつ、場合によっては3段をあちこち触りながら作る必要があります。

 

さらに、どこにどの部品を使うのかは、説明書の絵から判断しないといけません。

部品のまとまりの形は太線になっているのですが、

これがとても見づらいのです。

なので、ハズキルーペが必要でした。

 

改めて作り始めると、頭の部分は問題なく作れました。

しかし、黄土色の部品の4つの丸い突起のある部品ではなく、

3つのものを使っていたことがわかりました。

それで、その部品がなくなっていたのです。

あとは大丈夫!と思いきや、胴体でてこずりました。

一番下、その上、さらに3段目が、写真のようにならないのです。

1段根と2段目を一部混同したため、3段目ができなかったのでした。

説明書とにらめっこしても、とても難しい。

1段目と2段目の接続の説明(合体の矢印)が書き足りない、

もう一つ矢印があれば、というのが私の見解です。

なんとかそこをクリアし、仕上げることができました。

首としっぽが稼働します。

残った部品が17個ありました。

数の上からすると、残るのは16個のはずです。

できたので、まあもういい!ってな感じで終了しました。

仕分けのあと、少し休憩してから作業を開始し、

出来上がるまで、1時間以上が経過していました。

最初の失敗を入れると、2時間以上です。

 

12歳以上とは、さもありなんです。

参加する子たちは、ほぼ全員10歳以下なので、

これを景品とするのはちょっとどうかなという気がします。

今できなくても将来のためということも考えられますが、

できるときには、もうどこに行ったか分からなくなるでしょう。

難点がいくつかあります。

  • 説明書を理解するためには、かなりの理解力が必要。
  • 理解しても、書いてあるものと実物は感覚的に違うので、方向を同じにするのが結構難しい。
  • 必ず失敗します。すると大変です。いったんはめると、外すのが容易ではありません。一つ外すのに、あちこち外さなければならず、かなりばらさないといけなくなったりします。
  • 部品が小さいので、合体したものをばらすのは大変で、力を入れると手が滑って、どこかに飛んでいきます。なくなる可能性が高いのです。多めに部品は入っていますが、きっちり必要数しかない部品もあります。
  • 子どもは、こんな状態で集中力は続かないので、途中で癇癪を起して、親もイライラするかもしれません。
  • 子どもができないので、自分でやってみようとしてできないと、親はさらにイライラするでしょう。

 

それはさておき、これが110円なのです。

百均おそるべしですね。

「これは、ちょっとどころかかなりやりすぎではないか!」

というのが正直な気持ちです。