【学びの時間】デフォルトモードネットワークの喪失① 不自然さに気づかない人たち

読んだ本のメモがかなり溜まっています。

それによって、どう学びを深めていくのかがよくわからなくて、

そのまましばらく置いておくと、よりイメージが湧かなくなっていきます。

メモを取ったときの新鮮さや印象が薄れていく感じがしています。

読んだときの「感動」と表現していいのかどうかわかりませんが、

そういう感覚・感性には旬があるのかなって思います。

実際に、メモ以外のところは忘れてしまっています。

 

それでも、せっかく書き留めておいたものだから大事にしたいと思い、

イメージが湧かないまま、これを書き始めました。

 

昨日もお仕事を終えて電車で帰るときに、思いました。

7人掛けの席のほぼ全員がスマホを眺めていました。

中には見ていない人もいますが、見ていない人は高齢者か寝ている人です。

私は、ながら歩きも含めて、

そんなスマホの蔓延や中毒ともいえる状況の実態を見るにつけ、

将来人間ってどうなっていくのだろうか、

人間らしい生き方ができるのだろうか、

そんなことがすごく心配になります。

 

【学びの時間】スマホより楽しいものは? - Sol Cafe 『幸せの栖(すみか)』 (hatenablog.com)

ここにも、もんなことを書いています。

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私は、スマホは持っていなくて、iPadとガラケーを使っています。

iPadのように大きなデバイスを持って歩くことはまれで、

また、常にネットを観たいとも思わないので、

いつも電車の中では、本を読んでいます。

しかし、世の中は、スマホ歩きが蔓延しているし、

電車の中で、ほぼ9割の人がスマホを見ているという状況に接しています。

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※iPadはいつもリュックに入っています。

 

この本の内容を見るにつけ、心配の度合いはさらに高まっていきます。

たとえば、ネット依存に関するアドバイスを行う

「エンジェルアイズ」の近藤美季氏のこんな言葉があります。

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「子どもたちのスマホ依存の問題は、一般的に誤解されている」

 

「子どもがスマホでLINEやゲームに熱中しているとなったとき、

悪いのはLINEであり、ゲームだと思われがちです。

おとなは、LINEをやめろ、ゲームで遊ぶなと言い、

それで問題が解決すると考えています。

でも、本質はそこではありません。

友だちや仲間との関係性、コミュニケーション、日常の生活そのものが、

スマホなくしては成り立たなくなっているのです」

 

「良し悪しは別問題として、スマホは子どもたちにとってインフラです。

友だち同士の交流だけでなく、学習アプリで勉強する、音楽や動画を楽しむ、

情報収集や情報発信など、あらゆる面で生活に密着しています。

無意識のうちにスマホをいじる、ついダラダラと使いつづける。

それは多くの青少年にとって自然な行為であり、生活習慣ともいえるでしょう。

SNSやゲームに依存するというと特異なケースに感じられるかもしれません。

いつの間にか依存していた、楽しかったはずがつらくなった、

やめたいがやめられない、そういう子どものほうが多いのです。』

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さらにこんなデータもあります。

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2016年スマホ依存に関する調査

かなり依存している: 10代 21.6% 20代 26.4% 30代 21.8%

かなり依存している約2割の利用時間が1日7時間以上

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「スマホ依存度チェック」

  • ちょっとした待ち時間にスマホをいじる 62.2%
  • 移動中スマホを持ち歩きチェックしている 37.8%
  • トイレに行くとき、必ずスマホを持って行く 22.8%
  • 食事中でもスマホを見ることが習慣になっている 15.5

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この状態は、人間らしく生きていると言えるでしょうか。

これは自然なことでしょうか。

人間の体は、究極の自然の産物のように思えます。

そんな自然そのものの人間が生み出した人工物に、

人間は押しつぶされようとしているように思えてなりません。

 

そんな不自然さに気付かない人が溢れている、

それが現代と思えてならないのです。

 

無理は続くことはなく、どこかで必ず行き詰まるのです。

不自然さも同様ではないでしょうか。

きっと、この不自然さに気づくときがやってくる、

それは痛みを伴っている可能性が高い、そう思えてなりません。

 

書き始めると、どんどんエスカレートしていきますね。

この先も書くつもりで、タイトルも決めることができました。