節分クイズ1:
鬼がはいているパンツの模様は、トラ、それともヒョウ?
これは、明日、放課後子ども教室でやる節分クイズの一つです。
節分イベントとして、
豆まきに見立てた赤鬼・青鬼玉入れ大会をするのですが、
最初にクイズを出そうと思っています。
答えは、トラですね。
ここからは深掘りです。
では、なぜトラの柄なのでしょうか?
鬼が出入りする方角は、鬼門と言われます。
鬼門は、北東にあり、いわゆる丑寅の方角です。
そのため、鬼には、牛のように角があり、虎柄のパンツをはいているのです。
その鬼には、赤、青、黄、緑、黒があるようです。
それぞれには意味があります。
五蓋(ごがい)というそうです。
- 赤鬼:貪欲
- 青鬼:悪意、憎しみ、怒り
- 黄鬼:心の動揺、後悔
- 緑鬼:倦怠、眠気、不健康
- 黒鬼:疑心暗鬼
では、なぜ、節分に豆まきをするのでしょうか?
まずは、節分です。
節分は季節を分けるということで、年に4回あります。
立春、立夏、立秋、立冬の前日が節分です。
季節の変わり目には、邪気(鬼、魔物)が生じるので、
邪気を追い払うために豆まきをするのです。
もともとは中国の風習で、
日本では文武天皇(706年)の時代に始まったということのようです。
今では、残っているのは、立春の前の節分の行事だけですね。
では、なぜ豆なのでしょうか?
古くから、穀物には邪気を払う力があると言われています。
豆は、魔目であり、魔滅です。
豆を、鬼にぶつける、特に鬼の目にぶつけることで邪気を払い、
無病息災を願うのです。
自分の煩悩の鬼めがけて、その煩悩を追い払うために豆をまくのが、
本来の豆まきだということのようです。
その豆は、生ではなく、炒ったものです。
豆から芽が出てくるのは縁起が悪く、災難が降りかかってくるためです。
だから豆を炒るわけですが、
そこには「魔目を射る」という意味もあるのです。
炒った豆は、「福豆」であり、身体に福を取り込むためにそれを食べます。
その他にもいくつかクイズネタとして学んだことがあります。
- 鬼の嫌いな葉っぱは、ヒイラギ
- 鬼の嫌いな魚は、イワシ
- 恵方巻の中の具は、7種類(七福神)
- 恵方巻は切らないで1本そのままかじる(幸せを身体に取り込む)
- 豆まきをしなくていい人は、ワタナベさん
- 鬼は外は、オーバーハンド(遠くの鬼まで追い払う)
- 福は内は、アンダーハンド(福は近いものから集める)
恵方巻については、大学時代からしばらく大阪にいたときに、
それは大阪の風習だったはずでしたが、
いつの間にか全国区になってしまいました。
なぜワタナベさんは豆をまかないでいいかというと、
こういうことなんだそうです。
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平安時代、鬼が集団になって京都に現れ、女性を殺したりしました。
その鬼をやっつける為に、渡辺網を中心とし隊を作り、鬼と決闘し、
渡辺網は、鬼の腕を切り落として、鬼に勝ちました。
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節分クイズ1では、子どもたちに、
鬼の門(鬼門)は北東にあり、昔でいえば丑寅の方角になる。
だから鬼に初のとヒョウ柄のパンツがあることを伝えようと思います。
節分クイズ2:豆はいくつ食べる?
答え:年の数(正確には数え年)
節分にまく豆は福豆といって、福を身体に入れて、健康になるためと話します。
節分クイズ3:豆をまかなくていいのは、アベさん、それともワタナベさん?
そこにたぶん、ワタナベ君がいるから。
節分クイズ4:豆をまいた後すぐにすることは何?
- 豆を拾う
- 手を洗う
- 窓を閉める
節分クイズ5:恵方巻はどこで始まった、東京、それとも大阪?
こんな感じかなって思っています。
それにしても、このクイズを考えるために調べてみると、
知らないことがいっぱいでした。