【学びの時間・感じる時間】さあ、どうする?

『国谷浩子と考える気候危機 脱炭素社会』文溪堂より

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地球温暖化を止めることは大事なことです。

しかし、私たちはこの社会に生きています。

食べることをやめる必要がないように、

必要なモノの消費を楽しむことをやめてしまう必要はありません。

それでも、温室効果ガス排出の少ないモノや行動を選ぶことはできます。

わたしたちが、それを選ぶことで、国や自治体や社会が変わっていきます。

ぜひ、そのように行動していきましょう。

持続可能な「脱炭素社会」は、これからみんなで作り上げていくものです。

現在これといった明確な形が見えているわけではありません。

もちろん、ライフスタイルを変えるだけでできるものではなく、

インフラや社会システムの整備が必要です。

(温室効果ガスの排出ゼロ、自然環境と生態系の保全、

すべての人に公平な生活の質の確保)

そうした大切なことを見失わずに進んでいけば、

これまでの社会より一歩進んだ「脱酸素社会」ができてくるはずです。

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この本は、図書館用堅牢製本という代物でした。

さまざまな環境問題や取り組みが、わかりやすく網羅されています。

こんな本を子どもたちにはしっかり読んで、

興味をもってほしいなと思います。

 

ただ、何をしたらいいのかわかりません。

  • 毎日水筒を持って出かけます。
  • いつもエコバックを持っています。
  • もう何年も車は運転していません。
  • 公共交通機関を利用しています。
  • よく歩き、小さな自然を愛でています。

しかし、ただそれだけです。

 

今晩から2泊3日で、孫娘が来ています。

この子の将来はどうなるのでしょうか?

私が小さい頃、じじばばは、そんな心配はしていなかったと思います。

でも、この子の将来に責任を感じるながらも、

何もできないなと感じるのが、いまのじーじばーばです。

 

答えのない問いに対して、私が思うのは、

環境問題に取り組んでいくためのキーワードも、やはりコミュニティです。

里山的環境を大事にするコミュニティです。

地産地消、循環する経済は、

コミュニティのあり方そのものだと思えるのです。