【学びの時間・感じる時間】雨を降らすことができるのは誰?

お仕事して帰ってきて食事をつくり、

食べながらュースウォッチ9を観ていました。

 

能登地震の被害者のために、さまざまな支援活動が行われています。

尊いことをしている人たちがいることが分かります。

自民党の幹部の人たちがやっていることに比べて、

何倍も何百倍も尊いなと思いました。

 

そして、メールを見ると、こんなメッセージが届いていました。

 

田坂広志 風の便り 六季 第27便 「雨降らし男の物語」

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心理学者のユングが、

宣教師リヒャルト・ヴィルヘルムから聞いたと言われる話に、

「雨降らし男」の物語があります。
 
これは、次のような物語です。
 
中国の地方のある村で、干ばつのため雨が降らず、村人が困っていました。

そこで、村人は「雨降らし男」を呼んできて、

雨を降らしてくれるように頼みました。

すると、その男が、小屋をつくって篭ったところ、

三日目に雨が降り始めました。
 
その雨に村中が大喜びし、お礼を言うと、その男は答えました。


あの雨は、私が降らしたのではない。

この村では、天の秩序に従って村人が生きていなかった。

そのため、雨が降らなかったのだ。

そして、その影響を受け、この村にやってきたとき、

私も天の秩序に反する状態になった。

そこで私は三日間篭って、私自身が秩序の状態になるのを待った。

すると自然に雨が降ってきたのだ。

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天の秩序に従って生きていない人には、雨を降らすこと、

すなわち、困っている人たちを救うことはできないのです。

雨を降らすことができるのは、天の秩序に従って、

人間らしく生きている人たち、

すなわち、人と共に生きている人たちなんだと思います。

 

そんな時代になってきたことが、

如実に目に見えてきている今日この頃だと思います。

 

写真に意味はありませんが、

リンクしてシェアしたときに、写真があった方が見栄えがいいので、

散歩中に撮った写真を適当に貼っています。