【感じて学ぶ時間】子どもたちと接する時間

昨日で仕事納めとなりました。

今日から、11連休です。

 

仕事に関しても、今年はいろいろありました。

 

3月まで、私個人的には、とてもつらい状況がありましたが、

4月からは、職場の状況が変わりました。

さらに、新任の副校長先生も来られて、

先生方とも、これまで以上にコミュニケーションがとれ、

靴箱の追加や、図書室使用など、いろんな便宜を図っていただいています。

 

その後は、徐々に自分の責任を果たしていこうと日々過ごしてきました。

しかし、人手は十分ではなく、毎回ギリギリのシフトを組んでいました。

スタッフの方々には、かなりの負担がかかっていたと思います。

おまけに2年生が、他の学年と違って、難しい子が集まっていて、

その子たちと過ごす毎日は、とてもストレスフルでした。

 

人員追加はお願いしていましたし、ハローワークの求人も出ていましたが、

応募はあっても、面接に現れないなど、待ち続けているだけでは、

すぐに来てもらえそうな状況ではありませんでした。

このままでは、午前午後のシフトを組む夏休みが乗り切れないと思い、

求人チラシを作って、本部の了解をもらい、

2か所の文化センターに掲示してもらいました。

結局そちらは空振りでしたが、私のi-ze(いーぜ)のつてを頼むと、

6月から1人、9月から2人来てもらえることになりました。

おかげで今は、余裕をもってシフトを組むことができるようになりました。

 

大きな事故もなく、今年も無事終えることができると思っていました。

コロナの始めの緊急事態宣言明けの2020年6月からこのお仕事をしていますが、

幸いにも、大きな事故はありませんでした。

一度、外遊びでサッカーをしていたとき、 一人で足をひねって足を痛め、

お母さんにお迎えに来てもらったことがありました。

剥離骨折で、保険を使ったのはその時だけでした。

しかし、3日前の冬休みの初日に、

外で校庭の隅を走っていた子が、石につまずいて前に倒れ、

花壇のコンクリートの角に額を打ち付けて、かなりの出血がありました。

スタッフが止血して、救急車を呼びました。

私は、救急車に乗って、病院への搬送に付き添いました。

戸惑いながらも、けがをした子の情報をコピーして持参したり、

同乗の準備をしたり、それなりの行動はできたかと思います。

脳外科では、CTを取るまでもないということで、

そこでお母さんに引き渡すことができました。

額は何針か塗って、今は安静にしていると思います。

事故のあとの事務処理も、その日のうちに済ませ、

地域の責任者の方に、その後の処理をお願いすることができました。

みんなの連携で、初めてにしてスムーズに事が運び、

大事には至らなかったことに、感謝しています。

 

こういうことはあってはあってはいけないのですが、

全てを防ぐことはできないのと、

起こってみないと学べないということもあります。

反省点はいくつかあるので、じっくり落ち着いて考えてみたいと思います。

職場のコミュニケーションは、すごくよくなっていると感じているので、

年明けにスタッフのみなさんと相談しながら、

子どもたちの安全で楽しい放課後の居場所運営をしていきたいと思います。

 

私は、「子どもたちが自主的な遊びをする場」であるという、

この職場のコンセプトを、とても大切にしています。

スタッフの方々には、子どもたちと楽しくかかわっていただき、

私は、背後で、全体を見守っている日々です。

気楽な日とそうでない日がありますが、半分以上がたそうでない日になります。

難しい子たちが来ると気が抜けません。

マスクはしていますが、私の顔は常にこわばっている状況です。

残念ながら、ひっきりなしに注意して回っているのが実情です。

走らない、机に乗らない、寝ない、取っ組み合いをしないなどなと、

いくら言っても止めない、一旦止めても断続的に続いていく状況があります。

○○をやってはいけないなどの禁止の言葉は、あまり言いたくはありません。

できるだけ、よかったことは、いいねということにしていますが、

叱ることが圧倒的に多い日が続いています。

 

家庭の事情もあるのでしょうが、

そういう子たちが毎日のようにやってくるのは、

ここが彼らにとっても居場所なんだと思うのです。

しかし、居場所が好き勝手ができる場所では困ります。

これまで、何度注意しても、ほとぼりが冷めたら元に戻ります。

それでも、1学期に比べたら、

2学期は、個人的にはかなり落ち着いてきたと感じています。

 

ただ、冬休みは、そんな子たちが朝から夕方までいるので、

時折、羽目が外れます。

昨日最終日、5人があまりに勝手なことをするので、

体育館から逃げ出した後、その5人に、じっくり説教をする時間がありました。

一人を除いて神妙に聞いて、返事をしました。

その後は、それなりの落ち着いて遊んでいました。

 

冷静に考えてみると、ほとんどの子はOKで、

ルールを守って、楽しく遊ぶことができます。

片手の指の数くらいの子がいるといないのでは、大きな違いがあります。

その子たちがいると、それに乗っかるお調子者がいて、

収拾がつかなくなるのが実体です。

 

彼らも、これまで生きてきた短いながらも、とても大切な時期を経て、

今の彼らになっています。

言い聞かせても、そう簡単には変わるものではありません。

昨日、その子たちを含む5人に、私自身も反省しながら、

I-Messageも含めて説教していました。

 

向き合い方が足りなかったと思っています。

多くの子が、ひとつの教室に集まっている限られた空間の中で、

そうここに向き合っていくのか、その点は今の時点ではわかりません。

現場で、向き合う気持ちをもって臨んでいくしかないでしょう。

 

子どもがいうことを聞かないとき、

どうしてもYou-Messageになってしまいます。

どうI-Messageが使えるのか、それも意識して行きたいと思っています。

 

正直な気持ちを言えば、

その子たちが来なければどんなにいいだろうと思うことがあります。

しかし、その子たちが来続けるからには、

向き合っていくほかありませんし、それがお仕事だと思うわけです。

多くの子どもたちと接するというのは、そういうことだと思います。

逆に言えば、子どもとはそういうものだし、家庭の事情も背負っています。

そういう子たちこそ、成長できる場が必要なんだと思います。

なぜなら、一人一人を見ると、みんないい子ばかりなんですから。

 

そして、そういう場にするためには、

そこで働く大人が、楽しいと感じられないといけない。

それが大事なんです。

 

私の夢は、子ども中心のコミュニティをつくることです。

還暦を過ぎた人間が、子どもたちと関わることは、

子どもたちのためばかりでなく、自分自身のためでもあります。

学ぶことが山のようにあるからです。

 

このお仕事では、主に小学校低学年、10歳以下の子たちに接しています。

ドリームマップでは、小学4年生から中学3年までと接します。

きりがみアートに参加するのは、小学生もいますが、

現時点では、未就学児が多く、保護者同伴です。

そして、あまり会っていませんが、孫は3歳です。

 

来年もまた、

子どもたちの成長に関わるライフワークを楽しんでいきたいと思っています。

 

下の写真は、この冬休みの3日間に子どもたちが作ったものです。

達成感があったのでしょう、写真を撮ってほしい、というので撮ったものです。

撮ったら、それだけで満足しています。

 

これは、1年生が一人で作りました。

これは、1年生と4年生が一緒に作りました。

これも1年生です。

このカーペンターブロックは、ブックオフで見つけた中古品ですが、

直感でいいかもと思って、買ってみてよかったなと思っています。

 

(余談)

なぜ、こんなことをブログに書くのか?というと、

読んでもらうためというより、自分自身に向き合うためです。

ノートに向かって書くと、あまり出てきませんが、

パソコンに向かって、ひとつのテーマをアウトプットしようとすると、

いろんなことが出てきます。

タイプミスも多く、何度も読み返して修正していると、

また新たなことが思い浮かんだりします。

これは明らかに、いまを大切にして未来に向かう学びの場だと思っています。

来年も続けていくでしょう。