【学びの時間】賢明なもう一人の自分

『深く考える力』(田坂広志著 PHP新書)に学びます。

 

「深く考える」とは、「賢明なもう一人の自分」と対話することだと

田坂広志さんは言われます。

 

そう言われても、私もいろいろと考えてはいるつもりですが、

「懸命なもう一人の自分」に会った、会っているという感覚はないな、

それが正直なところです。

 

しかし、田坂広志さんは、さらにこう言われます。

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我々、誰の中にも、心の奥深くに、

想像を超える賢さを持つ「もう一人の自分」がいる。

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では、どうしたら、「懸命なもう一人の自分」に会えるのでしょうか?

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賢明なもう一人の自分が現れるための5つの技法

  1. 自分の考えや思いを「文章」にして書いてみる
  2. 異質のアイデアを敢えて結びつける
  3. 自分自身に「問い」を投げかける
  4. その」「問い」を忘れる
  5. 自分自身を追い詰める

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私がやっていると思えるのは、1だけだなと思います。

このブログが、そうなんです。

「Sol Cafe ノート」もそうであるともいえますが、

考えを深めるときには、ノートに向かうより、

ブログを書き始めるのが通常です。

「Sol Cafe ノート」は、

ブログのネタを提供するノートと言ってよいかもしれません。

私もパソコンやネットを使い始めて、それなりの歳月を経ているので、

気になったり、これはと思うこと、気づいたことを書くのがノートで、

それをもとに、考えを深めていくのが、このブログという形になっています。

書いていくと、初めは想定していなかった何かが出てくることもあります。

それでよく長くなったりもします。

それが、「賢明なもう一人の自分」から出てくるものなのかもしれません。

 

会社で仕事をしていたときに、この5つをやっていればよかったのでしょうが、

当時、そんな余裕はまったくなかったなと思えます。

 

仕事というか、会社勤務に追われなくなったいま、

自分の興味のあることを学びを続け、

こうしてブログを書き続けることができる、

とってもありがたいことだと思っています。

 

それは、楽しくなくてはできないことです。

これからも「学び続ける」を楽しみたいと思っています。

そうすれば「賢明なもう一人の自分」に出会える日が来るのかもしれません。