ホテル療養期間中、みるとはなしにテレビのニュースをよく観ています。
世界中で国と国とがいがみ合っていますね。
対話というものが全くありません。
事実に対して、自分たちの勝手な正義でそれに意味づけし、
自分たちの思惑だけで、けなし合い批判・非難し合っています。
これでは、どこまで行っても平行線です。
アナウンサーも、非難の応酬と言っています。
これは今に始まったことではありませんが、
どんどんエスカレートしているように感じています。
非難の応酬、制裁の課しあいで解決する問題は一つもないので、
どちらかが勝つまでいくでしょうね。
これに対して、私はなんにもできないので、
じっと見守っていくしかありません。
それにしても、うんざりしますね。
そんなもやもやの中、2週間くらい前に書き留めておいたメモを、
直接関係があるわけではないですが、
ここに書きだしておくことにしました。
自分でどうすることもできない状況にあるとき、
自分にとって大事なことを考える、それしかないですね。
『賢者の書』(喜多川泰著 ディスカヴァー・トゥエンティワン)より
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行動なくして、失敗も成功もない。
これはよくいわれる言葉だ。
ところが多くの者は、これを勘違いしておる。
行動の結果として、
いつか一つの大きな絵が手に入ることがあると思っているのだ。
多くの者は、行動する前に「こうなればいい」という結果を期待する。
そのとき考えられる自分にとって最も都合のいいことを期待するのだ。
ところが期待通りの結果が手に入るとは限らない。
それどころか、うまくいかないことのほうが多い。
人間は欲が深い動物だからな。
自分のやった小さなことに対して、
ありえないほど大きな見返りを期待してしまうものだ。
それが手に入ることを成功と呼び、手に入らないことを失敗と呼んでな。
しかし、実際にはそういうものではない。
行動の結果として手に入るものは、どんな場合であっても、
小さな一つのピースでしかないのだ。
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あらゆる成功を手にするためには、
この上なく高い自尊心を持ち続けなければならないのだ。
これについて考えるとき、
「他尊心」というものが絶対に必要になってくる。
他尊心というのは、それほど難しいものではない。
おまえ自身がこの世におけるかけがえのない存在であると同時に、
この世にいるすべての人たち一人ひとりが、
かけがえのない素晴らしい奇跡の存在であり、
大いなる力から、大いなる力を持つことを許された特別な存在である
ということを忘れてはいけないということだ。
お前のまわりにいるすべての他人を、
これ以上できないほど尊重し、尊敬する心、それが他尊心だ。
それをどんどん高めるのだ。
そして自尊心は、それと同じ高さまで高めることを許されている
ということを理解してほしい。
言いかえれば、自尊心を高めるということは、そういうことなのだ。
自分を他人よりも価値のないものとして卑下してはいけないのだ。
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いま、一番大事なのは、
自分を大事にし、それを同じくらい相手を認め大事にし、
場を大事にして対話をしていく姿勢なんです。
写真に意味はありませんが、
リンクしてシェアしたときに、写真があった方が見栄えがいいので、
散歩中に撮った写真を適当に貼っています。